どんな人と出会うかで体験が変わる

こんにちは。天海和美です。

どこでどんな人と出会うか?でその体験の印象そのものが変わってしまうことってありますよね。

先日、ある人に出会いました。そしたらその人と出会ったことでその体験そのものが、ガラリと好印象に変わったんです。

宮崎駿さんのジブリの映画に出てくるようなある人に出会いました。

原生林の妖精だったのか?

今日は、そんな出会いについて。

先日、北海道の秘境中の秘境に行ってきました。

原生林の中で樹齢700年以上の木々に守られて眠りました。

大地の鼓動を感じながら地球と一つになっているような感覚でした。
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この木に守られている感じでした。

2泊したのですが2泊とも雨が降ってきて、、、、。

でも森の木々の葉っぱが傘になってくれているんです。葉っぱの上に落ちる雨音を聴きながら眠りました。

不思議と落ち着くんですね。こんな風に雨音を聴いたのは何年ぶりだろう?

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木の切り株をテーブルに。倒木を切った丸太があったので持ってきて椅子にしました。
まるで森の小人になったような感覚でした(笑)

森の香りがなんとも良くって、、、、癒されました。いや、もっと深い何かですね。

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2泊目はさらに奥地の知る人ぞ知る場所でキャンプしました。管理人も誰もいないところです。

「ヒグマが近くで目撃されているので注意してください」という張り紙が何枚もありました。

なんだかアラスカのデナリみたいだな、、、と思いながらいました。

テントの周りを大きなキタキツネが歩き回るし。

街灯も何も無い真っ暗な森の奥でキキ〜ッって声がして、緑色に光る目玉が、、、、。

もう「もののけ姫」に出てくるシシ神さまそのものでした。(エゾシカでした)

めちゃ、焦りました、、、。

2日目は夜は雨は降らなかったのですが朝方になって急に雨が降り出しました。

早朝に起きてすぐにテントの撤収とかしていました。

朝7時頃にお掃除のおじさんが来ました。

「東京から来てくれたんですか?こんな山奥まで。

いや〜、雨なんか降っちゃって、どうも、、、申し訳ないねぇ、、、。

せっかく、こんななんも無い山奥まで来てくれたのに、ほんと雨なんか降っちゃって申し訳ないね〜。

天気が良かったらもう星がすごくてね〜、湖に星が映って綺麗なんだよぉ〜。

森の中もね〜、光が差して野鳥も啼いて綺麗なんだよ〜。

いや〜、せっかく来てくれたのにね〜。申し訳ないね〜。」っておじさんはいうのです。

雨が降ったのはおじさんのせいでは無いし、雨でも充分楽しんでいるから大丈夫なんですけどね。

おじさんは申し訳なさそうに何度も謝っていました。

「ところでヒグマは最近出たんですか?」と訊くと。

「いや〜、もう3年くらい前かな〜、山の奥に大きいボスのヒグマが縄張りを張っていると親離れしたばかりの力の無い熊がどうしても居場所が無くなってこっちまで来てしまうんだよね〜。

キャンプ場の中を歩いていたんだよね。道路淵にもいて人間が通っても逃げ無いんだよ。でも最近は見ないな〜。」とおじさんはいうのです。

それで私が「ヒグマ最近見ないなら寂しですね。」というと。

「そうなんだよ〜、最近、見ないからね〜。寂しいわ〜。」とおじさんは言いました。

やはり山奥の人はむやみに怖がらずに共存する方法を心得ているのかな、、、と思いました。

雨が降って予定していた日本百名山の登山も原生林の森のハイキングもできなくなったのですが。

このおじさんと話したことで心がとても明るくなって楽しくなりました。

宮崎駿さんのジブリの映画に出てくるようなおじさんだったんです。原生林の妖精だったのかなぁ、、、、。

とにかくこのおじさんとの会話で心が和みました。

雨が降るのはおじさんのせいじゃ無いし。

恵みの雨って思っているから。

そんな2泊3日の野生返りの時間も過ぎて。

名物の「クマ焼き」を食べて帰りました。
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この夏、あなたもどこかで、誰かと出会うでしょう。

どこでどんな人と出会うかで人生のストーリーが変わります。

素敵な体験になるといいですね。