幸せな世界に住む・ポートランドの農場体験

こんにちは。天海 和美です。

幸せな世界に住みたいと思いませんか?そして幸せな世界ってどんなものだろう?って考えます。

基本的なことから日々の身の回りのこととか。

そんな幸せな世界のひとつとして食べ物や食の安全が私たちの健康や幸せと密接に関連している、いや切っても切れない関係だと思うのです。

私は元々は医療が専門ですが人の幸せは健康が基本であり、その健康維持のためには食品や水、空気などが日々大切だと思っています。

それで元々食べ物や自然環境には関心があったのですが。

健康という側面からだけでは無く「人々の幸せとは何か?幸せな世界とは?」ということについて日々思う事があります。

そして今回はアメリカオレゴン州のポートランドでの体験からです。

今回のアメリカ訪問はいろいろな目的があったのですが、まずポートランドという都市そのものに関心がありました。

以前から環境先進都市として有名だったので。

で、大きな目的の一つとしてパーマカルチャーの農場について実際に体験することでした。

アメリカは遺伝子組み換えや様々な農薬を使い大農法をしている反面、オーガニック食品への関心は非常に高く日本では考えられないほどのオーガニックブームです。

スーパーの野菜売り場は半分はオーガニック野菜や果物で小麦粉やパン、牛乳や卵なども含めてオーガニック食品は非常に手に入りやすいです。それだけ人々の食品に対する関心度が高いと言えるのでしょう。

専門店も多いです。以前はアメリカ人はマクドナルドのハンバーガーやピザ、冷凍食品で食事をしているとばかり思い込んでいましたが、まさかここまでオーガニックブームだとは思いませんでした。たぶん2極化しているのだと思います。

ベジタリアンやビーガン(肉、卵、乳製品も食べない)人向けのレストランもあり、普通のレストランにもビーガン向けメニューと言うのが普通にあります。

オーガニック野菜やベジタリアンなども含めて色々な意味でポートランドはアメリカでもかなり先進的なようなので自分の目で確かめてみたいと思いました。

今回はポートランドの市街地からほど近いパーマカルチャーのオーガニック農園でボランティアをしました。

以前の私からは想像もつかないような体験でした(笑)

実際に農園でボランティアとはいえ、仕事をするってとってもワクワクしました。
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この日はまさかの高温になりそれまでは釧路と変わらないほどの20度以下の気温だったのになぜかこの日は34度まで上がりました。

キューバの高校生たちも農園にボランティアに来ていて、私は高校生たちと一緒に作業をしました。

キューバ人はきっと日本人を見るのが初めてなのでしょう。めちゃめちゃ珍しそうに観ていました(ガン見!)

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彼らは暑いのは慣れているのでしょう。すごい元気いっぱいでした(笑)

パーマカルチャーでは循環型農業なので農作物もごみも無駄にしないのです。

風で落ちたリンゴや梨、プラムなどの果実を拾ってバケツにたくさん集めました。

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そしてこの落ちてしまった果物を鶏のエサとして使うのです。ニワトリさん達めちゃ喜んで走ってきました。

ここでは色々なワークショップも同時に行われていて、お料理の教室(特殊なシェフ養成講座)や子どもたちのためのワークショップなども行われていました。

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みんな生き生きしていてとても楽しそうでした。

農園はかなり広いのですが色々な工夫がされていました。ニワトリに落ちた果物を食べさせる→フンをする→フンが畑の肥料になる→畑で野菜や果物を栽培。というまさに循環しているのです。

そしてごみはたい肥として再生してまた畑に使い、雨水を溜めて畑に使い、太陽光で発電をし、暑さをさえぎるための日よけなどもいろいろ工夫されていました。
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ポートランドの素晴らしい所は「ネイバーフッド精神」というのがあって地産地消にすごく力を入れています。

つまり地元の人たちを応援しよう!!精神が強いのです。アメリカは広大だから特にそうなのかも知れませんが。

日本はカリフォルニア州1個分位の大きさだから日本全国のものでも地産地消規模かも知れませんが。

このネイバーフッド精神が農業だけでなく音楽やアート、手作り品、コーヒーなどいろいろな面にも表れています。

そういう町の暖かさみたいなものがこのオレゴン州最大の都市であるのに現れています。

パーマカルチャーやオーガニックはもっと日本でも盛んになって欲しいと思いました。みんなが声をあげればそれをやりたい農家さんはたくさんいると思います。

でも農家の方々の多くは自分で販路を持たないし、それをどう情報として伝えたらいいのかわからない人たちが多いのです。

インターネットをしていない人たちも多いです。

日本でも安全な食べ物を食べたい、子どもに安全な食べ物を食べさせたいと望んでいる市民は数多くいろと思います。ただそういった情報を知らないだけで。

これからの未来に向けて循環型農業や持続可能な社会のあり方など多くの人たちが知ったらきっとそういう世界に暮らしたいとみんなが望むのだと私は思います。

幸せな生き方って自分だけではできないし、自分や自分の周りの人、地域、国、世界全体も含めてなのだと思います。

自分だけでは変えられないけど、先ずは自分の意識が変わることが大事で。

そうするとそれに合った出会いが多くなってくると思います。

日本でも素晴らしい活動をされている方たちも多くいますのでこれから紹介していきたいと思います。
むすび農園さんの記事が2016/8/3 農業共済新聞に掲載されたのでお読みください。

短い文章ですが農業と未来に対する会いつい思いが伝わって来ます。

そしてむすび農園さんでもパーマカルチャーの農業でボランティア作業できますのでぜひ参加してみてください。

子どもたち向けのプログラムもあります。以下むすび農園さんのブログから転載。

2016年8月9月 縁農予定
●基本的な予定  月・水・木・土・日のほぼ毎日 9-12時
いつでもご参加いただけます。子連れ歓迎です。

●土日の縁農予定(午前のみ、午後のみなど、お気軽にどうぞ)
9/3(土)、4(日)、11(日)、17(土)、18(日)、9-12時
(変更もあります。お問合せください)
9/24(土)、25(日)9-17時 稲刈り☆
10/1(土)、2(日) (前週が雨の場合、稲刈り)

9月の作業は~♪
じゃがいも収穫、かぼちゃ収穫、秋冬野菜の種まき、来年初夏に収穫するたまねぎの種まき、キャベツ・ブロッコリー類の苗の定植、草取りなど。草取りは、おしゃべりがはずんだり、一人無心になれたり、意外とはまる人気の作業です☆

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追記

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