もし今、悩んでいるなら・すべては繋がってる

こんにちは。天海和美です。

起こることはすべて完璧で何一つ無駄がない。

すべてのことが微妙なバランスで関わりあっていてそれが必要なタイミングで起きてくる。

アイヌの儀式に参加してやはりすべてはひとつ繋がりになっているのだな、、、と感じています。

まだ神聖な儀式の中にいるような感覚で物理的な時間は過ぎても、そのエネルギーはまだ現在進行形なのだと。

そしてやはり”このこと”と繋がっているのだ、、、ということを改めて感じました。

“Denali”(デナリ) それはアラスカ先住民アサバスカン族の言葉で「偉大なるもの」という意味。

そのデナリ山(アメリカアラスカ州)の姿を見ることは容易ではありません。地理的にとても遠いというのもありますが、ほとんどは厚い雲に覆われてデナリに来た人の2〜3割も見れないのです。(完璧に晴れる日は年間に数日しかないそうです)

このデナリ山は直に見ると本当にその名前の由来を納得します。ただこの山を見ているだけでなんだか別次元にいるような夢心地になってくるのです。

というか心を奪われてしまうほど魅了されます。

2016-09-21-15-17-56(今回も完璧なデナリ山に会えました)

ここはデナリ国立公園で四国とほぼ同じ大きさです。その最奥地にある場所です。

ここには地球上にほとんど残されていない程の本物の大自然が残っています(正確には多くの人々の努力によって残されてきた)

ここに来るたびに「自然は完璧である」ということを思い知らされます。

2016-09-21-15-04-04(お気に入りの山から見たロッジ)

ここはツンドラ地帯です。冬場はマイナス50℃位まで下がる酷寒の地で表土はわずか10センチか20センチもない程でその下は岩か氷土なのです。

そんな脆弱な栄養なんて無さそうなツンドラに豊かな実りがあるのです。そしてここでは動物や鳥たちが生き生きと暮らしていて理想郷に見えます。

こんな広大で荒々しい場所に?どうやって毎年豊かな実りをもたらすことができるのでしょう?

ツンドラはスポンジ状のふわふわのマットみたいになっています。寒さのために植物が枯れても分解されずに残っています。

その上に美しい花々が毎年咲いて、美味しい実を実らせ、それをブラウンベアやムースやリス、カリブーたちが食べます。
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そのカリブーやムースをまたオオカミが食べてという繋がりになっています。

動物たちに食べられた実は消化されず、そのまま排便となってまたツンドラの上に落ちます。

動物たちは食べることでツンドラの植物たちをあっちこっちに運び、植物たちが繁栄していくのを手伝っています。

大地のエネルギーは大きく力強く、そして優しい。

すべての生命あるものを支えてくれています。

自然はすべて完璧で調和がとれている。ここにはだれも農薬も撒いていないし、化学肥料も撒いていない。

でも本当にたわわにブルーベリーやクランベリー、ベアベリーなどが実っているのです。

その量たるもの、、、、ハンパないです。

子どもの頃、ヘンゼルとグレーテルの童話を読んでいつもお菓子の家があったらいいなぁ〜って思っていました。

でも、アラスカはそのベリー版みたいなのです。ツンドラの上に寝転がって手を伸ばすと周り中、すべてがブルーベリーやクランベリー。

毎日食べ放題です。

いつも思うんです。

自然と調和していたら必要なものはすべてそこに存在する。

自然にそぐわないことをしようとするから無理やり農薬を撒いたり化学肥料を使ったり温めたりしなければいけない。

だから害虫が湧いたり、病気になったりする。そう思うんです。

本物の自然の中にいて、風を感じて光を感じて、空を感じて、大地の匂いを嗅いで。

そうすると必要なことを気づかせてくれたり、教えてくれたり、癒してくれたりするんです。

私が今回、アラスカ・デナリに行ったのも今回のアイヌの儀式と遠隔ヒーリングに必要だったということがわかりました。当日ですけどね、、、。

カムイ、「偉大なるもの」はすべて完璧にいつも私たちに用意してくれているのだと感じました。

だからそれをエゴの声に惑わされず受け取らなくては必要な方向に進んでいけません。

いつも自分の真ん中にいて心の声に耳を傾け、素直に生きていきたいものです。

*もし今、あなたが悩んでいるとしたら半年後、1年後の未来の自分は「今これが必要だった。」ということをいつか理解するでしょう。

それが「偉大なるもの」からのギフトだから。

「カムイへの祈りアイヌの儀式」

「男性性・女性性統合の意味・天照とスサノオ」