天使のお助け・いつもそばにいてくれる

こんにちは。天海 和美です。

天使のお助けは意外なところで現れたりします。

まさかそれは天使のお助けだったなんて気づかずに通り過ぎていくことがほとんど。

でも、後になって気づくこともたくさんあります。

いつか書きたいと思っていた天使さんが教えてくれた”Kale”(ケール)について。

dsc_1773(アナスタシア農園で私の育てたケール)

日本ではあまり知られていませんがケールはアメリカではポピュラーな野菜です。

オーガニック好きの人の野菜かと思ったら普通のスーパーでもたくさん売られています。

それで何が凄いかという事を今日は書きたいと思います。

私が初めてケールを意識したのは昨年のシャスタ市(カリフォルニア)へみなさんをお連れした時でした。

いつもみなさんと一緒にオーガニックのファーマーズマーケットで野菜や果物を買って大好きなものを作ります。

その時、毎年買っているファーマーズマーケットで男の子がお母さんを手伝って野菜を売っていました。

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この子が毎年、お母さんを手伝っているところを見ていました。たった1年でずいぶん成長するんだな~子どもって、、、と思ってみていました。

私は夏は生野菜をサラダでたくさん食べたくなるのでベビーリーフを買いたいと思っていました。

それを売っていたのはお母さんの担当でこの子が担当していたのは別の野菜でした。

お母さんのところはすごい繁盛していて売れていましたが、その男の子の野菜は人気の無くてあまり買う人もいなくて男の子はつまらなさそうにしていました。

なので私は男の子の野菜を買おうとそこに行きました。

それで大きな袋に葉っぱ(野菜)詰めて量り売りで買って来ました。

男の子は自分の担当の野菜が売れたので嬉しそうでした。

翌日の夕方、シャスタツアーのみなさんと食事時行く予定だったのですが私はお腹の調子がイマイチだったので食事はせずに家に戻ることにしました。

とても食べられるような感覚ではありませんでした。緊張と強いストレスで夜もほとんど眠れず体調が悪かったのです。(初日のスタートから旅行会社の人のボケで大変な目に)

シャスタで借りている家に戻っても食欲は無いので、そのまま絶食して寝ようと思いました。(みなさんはタイ料理に行きました)

胃腸の調子が悪い時は無理して食べずに水分補給をして寝るのが一番です。

で寝ようと思ったのですが、ふと「野菜ジュースでも作って飲んでみようかな。」と思いました。

それで先日男の子から買った小さな野菜をジュースにすることにしました。生でサラダにして食べたらあまりの硬さに顎が疲れたので。

ジュースにしたらもう苦くて苦くて、、、、なんだこれ~っ?っていうくらい苦かったのです。

それで寝ました。

翌日、、、、、あまりの胃腸の軽さに驚きました。いつも重たい胃を抱えて朝はほとんど食べられないくらいだったのに。

あまりの快調さにびっくりしました。もしかしてあの葉っぱは何か秘密があるのかも知れないと。

以来私にとってケールは「神の食べもの」と感じるようになりました。

生でジュースにすると苦いのですがとても体調が良くなるのです。

帰国してケールを調べていたらなんとそれが日本では江戸時代に入って来て青汁の材料として使われているという事を知りました。

日本では生で食べるとか料理するとかというよりは青汁の材料くらいしか認識されていないようです。

元々は地中海沿岸で2000年ほど前から栽培されているのが記録に残っているらしくキャベツやブロッコリーの原種に近いそうです。

日本では江戸時代以降、品種改良が繰り返されていてちょっとキャベツっぽい感じです。

私はアメリカでの起死回生からケールの大ファンになり、いつもスーパーでいろんな種類のケールを買って料理を作っています。

アメリカでは「ケール」専門の料理本とかもたくさん出版されていますし、ケールの冷凍ピザ、グラタン、シチュー、ケールのお菓子などいろんなものがケールで作られていて大人気のようです。ベジタリアンカフェとかにも必ずケールのメニューがあります。

アメリカのオーガニックのお店でシベリアンケールとか、パープルケールとか色々ありました。

シベリアか、、、と興味をそそられました。アナスタシアのいう、シベリアの野菜を食べてみたいなぁ~と。

それこでオーガニックのシベリアンケールやカールケール、パープルケールとかいろいろ買ってきてアナスタシア農園(鶴居村)に植えてみました。

ロシアやヨーロッパでは遺伝子組み換え作物の輸入は危険なので全面禁止になっており、ロシアのプーチン大統領は「これからロシアはオーガニック野菜と種子を輸出する。」と発表しました。日本では育つのだろうか?と思いました。

今年8月にアメリカ、アラスカ州にあるアラスカ大学の植物研究所に行ってきました。『自然の不思議・野生から教えられること』にも書きましたが。

なんとアラスカ大学の実験植物園にもケールがありました。寒い所でも育つようです。
しかも巨大!北海道は夏に育て、九州は冬野菜として育てられるのかも。

“Kale”に関しては効能として良いことだらけですね。

消化器系のデトックスに良いと書かれています。つまり毒素を体外に排出するので「浄化」になるってことですね。

心臓病やガンのリスク、コレステロールの低下をさせるとかありますが。

アンチエイジングとか髪や皮膚にも良いと美容効果が書かれていて注目!しました(笑)

ホウレンソウでは比較にならないほどケールが良いそうです。
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ケールの天ぷらを作ってみました。美味しかったです。

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ケールのお浸しを作ってみました。

アメリカでは「スーパーフード」と言われているケール。そのうち日本でもたくさん栽培されるかも知れませんね。

そうそう都内のスーパーでお仕事されている方が言っていましたが「ケールは置いていますか?あったら取っておいてください。」と電話とか掛かってくるそうです。

でも2~3個しか入荷しないらしいレアな野菜らしいです。

ん~知る人ぞ知るですが、これから日本もケールブームになるのではないかと思います。

もし、どこかでケールを見かけたらぜひ食べてみてくださいね。

私はシャスタのファーマーズマーケットであの男の子から買ったのは「天使さんのお助け」だったと思います。

あの男の子のお陰で私は体調不良が治りましたから。あの子が天使だったのかも。