自分に正直に生きることの大切さと難しさ

こんにちは。天海和美です。

あなたは自分の気持ちを正直に話していますか?

自分の気持ちを正直に話すということは自分に対して誠実でいられるということです。

それは自分に対して嘘をつかないということ。

自分の気持ちに正直にならずに周りの顔色ばかりを伺って相手はどう思っているのだろう?

相手が喜ぶのはどういってあげたら良いのだろう?

周りの様子を伺いながらどう言ったら周りは納得するだろう?とか。

この場面で訊かれたら相手はどんな答えを期待しているだろうか?

私はいつも周りの様子を伺って相手の期待に応えるような言動をしてきました。

でも、それは自分の本心と違うのだから、やっぱりそれは嘘をついていることになるからちゃんと自分に正直になろう。

嫌なものは嫌だと断ろうと思いました。自分で意識して変えてきました。

できないことややりたくないことを相手の為だからと思って頑張ってやるのも辞めました。

嫌われたくない、、、良い人だと思われたい、、、と良いのもあったと思います。

先日、東京のオフィスのスタッフが嫁姑の関係でずっと我慢し続けてもう心身ともに疲れきっているという話を聞きました。

気が効く姑と鈍感嫁の話なのです。できちんとわかるように話した方が良いと思う、我慢し続けると怒りや憎しみになるからという話をしていました。

私は自分がとっても正直に生きられるようになって随分楽になったな、、、と思っていたからです。

そのあと、私は街へショッピングに行きました。

カフェに入ってちょっと一休み、、、と思っていたらメニューを見てマロンのパフェが美味しそうだったのでウェイトレスさんに訊いたら彼女はこのメニューの中で一番大好きだと答えました。

他にもいろいろあって迷いましたがウェイトレスさんがオススメだというので食べてみました。

それにはマロンと生クリーム、ラズベリーとマロンのペーストが交互に入っている巨大パフェでした。(写真を出そうと思ったけどやめます)

正直、、、、美味しくなかったです。マロンは美味しいのですがマロンの甘さとラズベリーの味がミスマッチで彩りは綺麗かもしれませんが、とても複雑で美味しくなかったのです。

季節ものだし当たり外れはしょうがないな、、と思い、会計に行きました。

するとそこに先ほどのウェイトレスさんがいて「パフェどうでしたか?」と訊かれました。

私は咄嗟に「あ、美味しかったです。ごちそうさま。」と答えました。

内心、美味しくなかったけどそれは言えないしなぁ、、、と思っていました。

でも、そのことがずっと頭に残り、、、、、こういう時ってどう言えばいいのだろうか?正直に言うと気まずくなりそうだし、、、、(知り合いじゃないけど)

まずいわよ!!って怒るほどでもないけど、美味しくなかったし正直あの人がどうしてこれが一番好きなのか?疑問だと思うくらいでした。

私は自分の気持ちに正直になってそれを言わず『嘘の答え方」をしたことにとても嫌な気持ちが残りました。

その後、お洋服屋さんを眺めていたら若い、、、たぶん20代前半の販売員の女の子が近づいてきて「あ、その服は今一番、人気なんですよ。私が着ているのと同じです。」と言って自分を見せました。

私は0.001秒もかからず彼女の期待している言葉を「察し」て「あら、とっても可愛いわ。あなたにとっても似合っているわ。」と答えました。

彼女はとても満足げで「ありがとうございますっ。!」ってでしょ〜って顔で喜んでいました。

私はこのやり取りですでに購買意欲を無くしました。

お店の販売員が最近は売っている服をきていることが多くそれを見てちょっとげんなりする、、、。

そしてお客さんにそれをいうことで何を期待しているのか?洋服屋さんは。

お客さんに服を着て喜んでもらいたいのか?

自分の自己満足、承認を得たくてそんな言葉をいうのか?

なんで私が洋服屋さんに行って、この若い販売員に気を使い褒め言葉を言って彼女の期待に答えなきゃいけないのか?とげんなりした。

街に出かけていく、あるいは誰か人と会話することでとても疲れることが多い。

仕事としてやるためにはお客さんの為になること、お客さんが喜ぶから仕事になるわけで。

自己満足の思いがあるとそれが相手に伝わってしまう。

ヘトヘトになりながら家路に向かうバスに乗った。

その時神奈中バスの運転手さんが「こんばんわ〜。」と大きな声で料金を支払うお客さん一人ひとりに声をかけていました。

でも、ほとんどの人は返事もせず、或いはかすかな声で答えていただけでした。

私は大きな声で「こんばんわ〜。」と答えた。

マニュアルではなく心を込めて挨拶することで少しづつ何かが変わる気がする。

このバスの運転手さんを見ながらアメリカのポートランドでバスや路面電車の運転手さんと見知らぬお客さんがいつも挨拶をしたり会話をしたりするのを思い出した。

東京は人がいっぱいいるけれどまるで人間じゃないみたいで風景みたいに見える時がある。

でも、こうして声を出してちゃんと挨拶するって人間同士の心が通う感じで、とってもいい感じだと思いました。

この運転手さんのおかげでなんだか気持ちが明るく家に帰れました。

正直でいることと相手への思いやり。

このことは日々考えていきたいと思いました。