夢をあきらめない人生
こんにちは。天海和美です。
誰でも小さな願い事や夢を大小に関わらず持っていると思います。
自分で密かに願っていたり、叶えようと一生懸命努力しているかも知れません。
でも、、、ふとそれが実現することが無理に思えたり、弱気になったりすることもあると思います。
そんな時は未来の向こう側にある「叶った後」に想いを馳せて想像してみるのが大切だと思います。
今日はちょっと一瞬弱気になったら、、、、すぐにメッセージが来るものだな、、、という体験からお話ししたいと思います。メッセージの受け取り方とでもいいましょうか。
私は本を読むのがとても好きです。インターネットの時代になってペーパーレスの本ができてもやっぱり紙の本を読む方が好きなんです。
ここ10日くらいの間にも本をたくさん買いました。今のところ15冊くらいですが明日あたりにamazonからも本が届きます。
今日、本屋さんに行ったらなんとなく絵本のコーナーに行きました。「絵本は心の宝物」とか「絵本がつくる優しい時間」と書かれていてコーナーごとに分かれていました。
こんなに絵本を置いてある本屋さんってほんと滅多にないと思う、、、というほど充実していました。
そこには作家さんたちが読む人に(主に子どもたち)に向けて優しい想いや託したい夢、希望などの想いに溢れていました。
こんな素敵な絵本を子どもたちや大人たちのために書けたらすごいな、、、と思いながら見ていました。
とってもいいエネルギーに溢れていました。
その一画に「ビアトリクス・ポター生誕150年」というコーナーがありました。
ビアトリクス・ポターさんは大好きな作家の一人でピーターラビットの絵本の作者で人間としても素晴らしい方だと思っています。
彼女は1866年生まれで、上流階級の娘でまだ女性は自由に生きることは許されず、家の中に閉じ込められていた時代に絵本作家として積極的に活動していたというだけでも驚きなのです。
ロンドンで通常生活していましたが夏季休暇は田舎で過ごしていました。そこがおばあちゃんの住んでいたイギリスの湖水地方で、彼女は湖水地方が大好きになりました。
でも土地の開発業者が湖水地方のピーターラビットの絵本に出てくる美しい森や湖を乱開発しようとしました。
その時に彼女は農園や森山、湖などを絵本の印税で買って、その場所はそのまま農場の人に使ってもらい景観や自然をそのまま残しました。
そしてその広大な土地をナショナルトラストに匿名で寄贈したのです。
その残った景色が今もイギリスで人気のある観光地、湖水地方なのです。
私は書店のビアトリクス・ポターさんの特設コーナーでワクワクしながら本を買いました。
私も前からお気に入りの静かな場所で本を書きたいと思っていたのです。そしてその本の印税で森を再生する資金にしたいとずっと思っていました。ほとんど人には話しませんでしたが。
いつかそうしたいと思って私は東日本大震災を契機に北海道へ移り、東京とのダブルライフにしようと決めたのです。
私の頭の中は自然林を作るための山を買って、そこにたくさんの人たちが来て一緒に森を作るのを一緒に作業して森が成長していくのを見て、、、、
そこにはたくさんの野生動物がいて野鳥もいて野草もたくさん咲いていて、、、、とかワクワク妄想していました。
今日Facebookにそんな夢を書いてアップしました、、、、。
でも、しばらくすると「いや、そんなうまくいくはずないよ。人気作家でもあるまいし。そんなに絵本や写真集なんて簡単に売れないよ。印税で森を再生するなんて無理だよ。
どうせ大口叩いているだけだって笑われるよ。」っていう想いが湧き上がってきました。
私はそうだよね、、、そんなのうまくいくわけないよね、、、、大口だって思われるよね、、、、って次第に弱気になりました。
それでfacebookにアップした記事を取り下げたんです。
はぁ〜ってため息をつきながら、、、、。
それで何気にアメブロを見たら読者の方からのコメントの書き込みがありました。(12月4日日付のを今日見つけたんです)
「気が早いですが、絵本完成楽しみにしてます♪出来上がったら絶対に3冊は買います(o^∀^o)」 by ネジ
って書き込まれていました。
なんというタイムリーなメッセージ。しかも書き込まれてから1週間も経ってから発見するという、、、、。
でもこのコメントはまさに今日の私のために読まれないように見えなくなっていたのかも、、、、って思いました。
その時読むのと、今日この瞬間に読むのは全然意味が違ってきますから。(ネジさん、コメントありがとうございます。勇気づけられました)
私はネジさんのコメントを読んで「そうか、3冊も買ってくださるんだ。 それならそれだけでも苗木の1本くらいにはなるかも知れないと思いました。
100万部売れなくても3冊だってすごいことだと思うのです。
だってもしかするとその1本の苗木はやがて大きくなって葉っぱをたくさんつけて、それが木陰を作って動物たちを日差しから守り、虫たちの食べ物になったり、落ち葉になって土になったり、土の中の微生物や虫たちの栄養にもなるのです。
その枝先に小鳥が止まって羽を休めたり、求愛ダンスをその枝の上で踊るかも知れない。
太い枝のところにシマフクロウが止まってお昼寝するかも知れないし。幹の小さなウロの中にリスが巣を作って赤ちゃんを産むかも知れない。
その枝先の上には小鳥が巣を作ったりするかも知れない。
幹に山葡萄の蔓が絡んでたくさんのぶどうができてそこにヒグマが食べに来るかも知れない。
そしてその木は秋になるとたくさんの実をつけて動物たちの冬ごもりの前にたくさんのご馳走を与えるかも知れない。
太陽を浴びてぐんぐん成長して宇宙のエネルギーを地球に送って地球を癒してくれるし。
たくさん降った雨を地中深くに留めておいてくれて、少しづつその水を流してくれて、それが地中を通り小川になって流れていき大きな川に合流し、湿原を潤し、私たちの飲み水となってくれる。
たくさん雨が降ってもその根元でしっかりと土を掴んで土砂崩れしないように守ってくれる。雪解け水も少しづつ流してくれる。
その幹や葉っぱに二酸化炭素をたくさん貯めてくれて地球温暖化から守ってくれる。葉っぱからはたくさんの酸素を出してくれて私たちの呼吸を助けてくれる。
私たちがそばを通る時、その生命エネルギーを出して癒してくれる。
そして私たちに大切なことを語りかけてくれる。
私が出した本を3冊買ってくれた人から1本の苗木になり、その木が100年、1000年と生命を育んでくれていく。
それがたった3冊というものを超えて、大きな無限の可能性ヘと広がっていく。
それは私が想像した以上にきっとすごい可能性を秘めているのかも知れない。諦めなければね、、、、いつかそれはできるから。
私が買ってきたビアトリクス・ポターさんの本のタイトルは『ミス・ポターの夢をあきらめない人生』だった。
それは偶然かも知れないけど、偶然ではないかも知れない。
今は未来のことはわからないけど。
たった3冊の本からたった1本の木になり、その先の未来は無限に広がっているのかも知れない。
あきらめちゃダメだよ、、、って誰かが言ってくれているようだった。
※もうすぐ冬至セレモニーの募集記事アップしますね〜。今年もいよいよ終わりに近づいていますね。
闇を超えて光の世界へと進んでいきましょう。