別次元に行ってきました

こんにちは。天海和美です。

昨日「森の子どもたちのマザーツリーになるPJ」の打ち合わせで村役場や森林組合の皆様のところに打ち合わせに行ってきました。

今度の森づくりは今回1回だけのことではなく、毎年続けていけるようにしたいと思っています。

それを今後、持続して行けるような形にしようと現在色々模索中です。

村では特に釧路湿原の周辺域の森林再生事業計画や保護活動という形での計画は無いそうなので。

今後、釧路湿原の動植物の環境保全のための森林再生などの提言をしていこうと考えています。(と言っても私は村民ではないので難しいところですが)

それとは別に私個人としても自然林を買ってそれを残していきたいという夢があります。
「ピーターラビット」の絵本の作者のポーターさんのように印税でイギリスの田園を買ってそれを保存してナショナルトラストに寄附していました。

私もポーターさんのようになりたい!!

私、森の話とか地球の話とかすると最近すぐウルウルしてくるので「変な女だ」と思われないように隠すのが大変です。

で、森林組合のみなさんは本当全員が「善人顏」でびっくりしました。東京でこんな表情の人たちに会える職場はないだろうなぁ、、、、と思いました。

参事のMさんが森の話をしている時に「そういえば、◯△の周辺に自然林の森が売りに出されていましたよ。」というので私はすごい興奮して今度見せに連れて行ってもらうことにしました。

どんぐりの木がいっぱいあるらしい。とにかくすごい大きいらしい。

そんなついでに「そういえばログハウスの空き家もありますよ。」と教えていただき、ますます興奮して。

それを帰りに見に行きました。

たまたまオーナーさんに連絡が取れて見せてもらえることになり、ログハウスを見てきました。

もう入った途端にすっごいいい木の香りがして暖かいエネルギーに包まれました。古い建物なのにすごい良い感じなのです。

すごいなぁ〜、アラスカのログハウスみたいだなぁ、、、、とワクワクして見ていました。

このログハウスはシアトルから取り寄せたログで建てたのはアメリカから来た専門のログビルダーなのだそうです。

とにかく素敵なのですが何しろ広い、、、、。60坪で畳にして120畳なのです。そんな広いところに、、、どうやって使うのかイメージできないでいます。

しかし、このログハウスのことよりもさらに驚くことが!!

オーナーさんとお話していると「せっかくだからうちに来て少し話しませんか?」と言われました。

オーナーさんはご夫婦でいらしていたのですが、とっても素敵な方々でしたのでお宅にお邪魔することにしました。

車で舗装されていない道を車でいくと白樺の林が見えてそこに鉄の柵が見えました。その柵をはずして進んでいくと何軒かのログハウスがあり、一番奥にご自宅がありました。(すべてオーナーさんの建てたもの)

その白樺の林のゲートをくぐった途端にそこは異次元世界のようでした。

私は光景を見て、、、、「はぁ〜???なんなのこれどこ?」というような気持ちになりました。

ここは日本じゃないし、北海道でもないし、、、別次元の世界でした。

お部屋の窓から見えるのは遥か遠くまで続いている釧路湿原。家のすぐ下には馬を飼っている放牧地。白樺林とうっすらとピンク色と薄青にそまる空。

そこに大きな月が昇ってきたところでした。いろいろな方々のお家を見せていただきましたがこんなすごいところは初めてでした。

しかもお部屋の中がセンス抜群!!外国のお家のような雰囲気でした。床から天井まで大きなガラスで囲まれたリビングとダイニング。

いつもここで朝日を浴びながら朝食を食べるそうです。すごすぎる!!もう感動というか、羨ましいというか。

奥様は天然酵母を起こしたり、オーガニックの野菜を育てたり、パンやケーキを焼いたりしてハーブのこともとっても詳しかったです。

ご主人は馬小屋や馬場も手作りで家のあらゆるものを作ってしまう。外には手作りの石焼釜もありました。(馬は5頭飼っています←ペットです)

それでパンとかピザとか作るそうです。でもパンは難しいと言っていました。

北海道のライフスタイル凄すぎる。これぞ本当の豊かな生き方でした。

それでご主人は犬や馬とも話せるけど奥さんだけは理解できないと言っていました。

私が「じゃぁ、木とは話せますか・」と訊いたら「もちろん木とは話せますよ。木とはいつも話していますから。僕は死ぬ時に木の中に入って行って一つになって死にたい。」と言っていました。

「道路も僕が作ったんです。」というのです。森を切り開く時に木を避けて、掘り起こして移植したりしてなるべく切らずに作ったそうです。

すごい!!なんて素敵な感性!!ご主人は考え込まずにすべて五感を使って動くそうです。さすが!!

元々はこの村に移住してきたそうなのですがもう30年もここで自然と共に暮らしているそうです。

奥様はとても上品で美してフレンドリーでこんな素敵な方がいるのかと思ってしまいました。

こんなご夫妻とご近所で一緒に天然酵母を作ったり、畑とかやったら楽しいだろうなぁ〜とか。思ってしまいました。

このご夫婦も本当に善人そのものというお顔で。今日は会う人全てが善人顔でした。そして素敵な方々でした。

しかし、このオーナー夫妻のライフスタイルを見てしまうと、、、、、。

やっぱり私の理想のライフスタイルがムクムクと湧き上がってきて、また妥協できなくなりそうで。

ターシャー・テューダーのような暮らしがいつか実現するように。

天に委ねて最善のタイミングを待ちます。