未来の子どもたちのために

こんにちは。天海 和美です。

森の子どもたちのマザーツリーになるPJは天からの祝福のサインの後、始まりました。

全国から集まってくださったみなさんと鶴居村の方達、村役場のみなさん、森林組合のみなさんと共に。

みなさんと心を一つにしてこのマザーアースの上で木を植える喜びに心が踊りました。

ずっとずっと思い続けてきた夢がまた一つここで叶う、その瞬間だったので私は何か話すと胸がいっぱいになりそうだったのでなるべく話さないように(笑)抑えていました。

森林組合のみなさんは木を植えたり、守ったり、維持したりする”森のプロフェッショナル”。そのプロから私たちは木の植え方を教えてもらって植林を始めました。

いつもの業務とは違って森林組合のみなさんも楽しそうに教えてくださいました。

後日知ったのですが中心になって教えてくださった森林組合のM氏も元は大阪でバリバリのサラリーマンをしていた方でした。

仕事は大好きで夢中でで働いていたけど、朝から晩まで休みなく働いていてふと、、、一生このまま仕事だけで終わるのか、、、と思ったそうです。

自然が大好きでカヌーとか釣りとかアウトドア大好きだったのに、いつの間にかそんなことをする時間が無くなって。仕事だけに明け暮れる毎日。

それでこれじゃダメだな、、って思って、北海道に行こうと決めていろんなところに電話をして仕事を探したそうです。(当時はインターネットがなかったから)

「森の中で人と会わずに自然の中で仕事をしたい。」と思って森林組合に入ったそうです。

「森が好きだったから」って。好きなことを仕事にしたんですね。本気で探せばそれはやはり実現するんですね。

さて、当日は子どもたちも朝からワクワクしていました。「子どもだけどマザーツリーになれるんだよ。なりたい?って訊くと」元気よく「うん!」ってお返事が返ってきました。

専門家からやり方を教わって。

小さな身体で一生懸命に木の子どもたちを植える。

優しく木の子どもたちに話しかけながら。木を植える。

この子達が50年後、70年後にはここは大きな森になっているはず。

子どもたちも森になることを夢見ながら一生懸命に木を植える。その小さな手で。マザーアースの為に。

子どもたちの姿を見ていると木の苗が育っていくのとこの子どもたちが成長して森を見てくれるんだな、、、。

私たちの願っている世界がこの子どもたちの世代に残せると良いな、、、と願わずにはいられませんでした。

きっと子どもたちの世代になった時は美しい森で世界中が埋めつくされていることを願って木を植えました。

*私たちの植えた木の苗は「エゾノコリンゴ」という種類で釧路湿原、鶴居村周辺に自生している樹種で北海道の固有種の木80本です。