アイヌの儀式に女神が現れました
こんにちは。天海 和美です。
アイヌの儀式「絶滅種鎮魂祭」はアイヌの古老のアイヌ語の祝詞によって始まりました。
今年からはアイヌ語と同時通訳で日本語も入り意味がわかりやすくなりました。
神聖な空気が流れ、私はチセヌプリ(カムイたちの集まる聖地)の方を見ていました。
それまで曇っていた空が徐々に明るくなり真っ青な秋の空が広がっていきました。
そして儀式の最中は黄金の光の粒子が降り注そそいでいました。
その光の粒子がとても細かくてきれいで私は見入ってしまいました。この2週間ほどは屈斜路湖周辺は雨が降ったり曇ったり気温も低くて準備は大変だったそうで、当日はお天気も良く暖かかったのでホッとしたとみなさん仰っていました。
神聖なお祈りが終わり一人ひとりがお供物を絶滅した種とカムイたちに捧げる儀式がありました。
この時は厳かにではなく、和気あいあいと楽しくやるのが良いそうです。
リラックスムードの中で行われていました。
私はこの時、ぼーっと空を見ていました。(いつもぼーっとしていますが)そしたら太陽の周りに彩雲が現れ、、、、
それが観音様のような女神さまが優雅に腰掛けながら皆さんがお供物をお供えしお祈りするのを眺めているように見えました。
黄金の光に包まれて彩雲の上に座る女神です。
それを見ながらカムイたちも本当に心待ちにしていてくださって、人間たちの想いを受け取ってくださっているように思えました。
とても美しい姿で見惚れてしまいました。写真に写せたので今度の参加者の方々にプレゼントしようと思っています。
後でアイヌの古老にも見てもらいましたが「本当だ、こらは女神が座ってこっちを見ているようだ。」と言っていました。
そんな神聖な儀式の後に、カムイたちがとても楽しみにしている奉納の舞いや歌が始まりました。
私は最後の方で火の女神になるので緊張感が高まってきました(汗)
つづく、、