人生に変化をもたらす種

こんにちは。天海 和美です。

今日はたった一粒の種から人生を豊かにしてくれることについて。

昨日の記事のついででケールから思い出しました。

私はターシャ・テューダーさん(アメリカの絵本作家)のようなライフスタイルに憧れて3.11東日本大震災ききっかけに北海道にオフィスの拠点を移しました。(家はまだ東京にもありますが)

それで鶴居村に住みたいとあちこち探し続けています。(農家の人以外は農地が買えない法律があります)

アナスタシア(ロシアのシベリアに住む女性の話)の言うような農園付きの家が欲しいので探していますが未だに見つからず。

しかし、一昨年に縁があり鶴居村に畑だけ借りて野菜を育てています。

それでいろんな野菜を植えていますが何故かケールだけが大豊作。

東京でケールを買うとメチャメチャ高いです。新宿伊勢丹で3枚700円ちょっとで売っていました。オーガニックでもなんでもないもの。

私がケールの素晴らしさに気づいたのはカリフォルニアのマウントシャスタでスピリチュアルワークショップを開催していた時でした。

極度の緊張とストレスで体調不良でした。(ワークショップ中はほぼ10日間ほど眠れないです)

そんな中、ふとファーマーズマーケットで買ってきたケールが気になり。その日は夕食を食べないで寝ようと思っていたのですがジュースにして飲んでみました。

すると!!まるでポパイのほうれん草のように復活しました。

以来、日本でケールを探してもなかなか見つからずそして高いので自分で作ってみることにしたのが始まりです。

昨年は3回も台風が上陸し(私がアメリカ滞在中)もうダメかな、、、と思っていたら大豊作だったんです。

それで霜が降りて他の草木がみんな枯れてもケールだけはマイナス7度でも耐えていたので、プランターに移して越冬する実験をしました。

私のオフィスにはサンルームみたいのがあるのですがそれでも外と気温は大差ないのでマイナス15℃くらいまで下がります。

色々保温の工夫はしましたが私は2月初めから3月末までアメリカにオーロラワークショップに行き、ケールちゃんたちはお留守番に。

帰国後も東京で仕事があり4月になって釧路のオフィスに来ると。

なんとケールちゃんたちは花盛り!!

サンルームの中がとても良い花の香りに包まれていました。

マイナス20度以下に下がったと聞いていましたが凍って死なないで生き延びていたんです。

なんて強いんだろう!って感心しました。

で、その後経過を見ていたらなんと種が出来ていました。

大量に取れたのでお友だちの農家さんにも分けてあげました。

これを試しに植えて見ました。


かなり大きい畑です。私の斜め後ろにケールの種を植えました。

一年ごと畑を休ませて交代で作っています。

休んでる畑は様々な野草が育ち、私はそこで”The Boreal Heabal”の本に出て来る野生のハーブを採取しています。

大地は私に必要なものを何でも与えてくれます。

そしてその野草たちは秋になると実になり、冬に枯れて大地に戻り、また畑を豊かにしてくれます。

だって必要な栄養分を作って土に戻してくれるのですから。

そんな訳で私の畑は無農薬、無肥料の自然栽培なのです。

殺虫剤なんて撒かなくてもいろんな虫が害虫を食べてくれています。

もう本当に元気一杯にたくさんの野草達に守られてケールちゃんたちは育っていました。

そして収穫したケール。

昨夜はケール炒めのサルサソースかけ。

今朝はケールジュースにしてみました。

母なる地球は毎日私にたくさんの豊かさを与えてくれて、本当に感謝です。

何もしていないのに花が咲き、種が採れ、そして再び成長し。

その命のサイクルの中で私たち人間も生かされています。

お金優先、第一主義の考え方をしなければ私たちはもっと少ないお金で豊かに暮らせるし、除草剤や農薬、化学肥料を撒かなくても地球は実りを与えてくれます。

農家の人だではなく、一般の可愛の人たちも家や駐車場の周りに草が生えると草取りは面倒だからと除草剤を撒いています。

えーっ、そんなひどいこと!と思うかもしれませんが普通の人でも虫が嫌い!!と言ってフマキラーとか撒き散らして大気汚染したり。

少しでも傷のついた野菜や果物は買わないとかという価値観が農家の人たちを追い込む結果になってしまいます。

まずは私たちが地球に負荷の出来るだけ掛からない生活スタイルにすることが大事だし。

見てくれよりも中身を重視してオーガニック野菜を買うようにしたら農家の人も作ります。

形が均一で傷のない野菜や果物ばかり買うという価値観を変えなければ社会は変わらないのです。

オーガニック野菜や果物を買うということそのものも地球に負荷のかけない生活を選んでいることになります。

もっと進めばプランターで花や野菜を育てたり、庭で野菜を作ったり、市民農園を借りたりも出来ます。

だってウチは狭くてベランダも無いし、庭もないし出来ないもん。と言う人はそれが出来るところへ引っ越せば良いのです。

本気でやりたいと思ったらまず、自分の在り方を見つめ、すぐに実行できるところからやってみる。

まずはやってみることです。

何もしないで良い訳だけしている人生は、、、、、。

自分を愛せないんです。愛し方がわからないと言う人は、まず自分に正直になり、行動してみることです。

小さな行動をね。いきなりじゃなくて、今できること。

今できることをすると次のステップに進めます。

そうしてステップを踏んでいくことで人間は成長するし、そんな自分を好きになれるんです。

だから小さな行動は自分を変える大きな一歩なんです。

さ、自分には何ができるのか?考えてね。

ノートとペンを今すぐ用意して。

後で、、、って思った人は多分やらないから。

では、素敵な1日を!