森の子どもたちのマザーツリーになる

こんにちは。天海 和美です。

あっという間に今日から5月になり、もう春も真っ盛りもうすぐ初夏の香りもしてきそうな感じですね。

新緑が美しい季節になりました。しばらくお休みを頂いていますがブログだけは少し復活していこうと思っています。といってもまだ落ち着いたわけではないのですが、少しづつ書かないともうブログ自体書けなくなりそうです。さぼり癖が付いて(笑)

さて、今日は”森がどれだけ私たちにとって大切か”ということについてです。

私は今年の2月3月はアラスカのタイガの森の中にいました。

寒いときはマイナス40度よりも下がるというのに木が生きているってとっても不思議でした。

そんな酷寒の地でも針葉樹のスプルースは濃い緑色なのです。落ちている枝の香りを嗅ぐととっても良い香りがするんです。

森の木々に囲まれて毎日暮らしていると段々と意識が深くなり、自然と繋がっていくのを感じました。

そしてある時、その森の木々が守ってくれていることに気づきました。

毎日が平和で安らいでいて満ち足りていて、この世界には何の問題も怖れも無いのだと感じていました。

いろんな出来事があったとしてもそれは流れていくもので永遠ではなく、私たちはいつも愛されていて守られているのだということを感じさせてくれました。「森との一体感」の感覚はとても強烈でした。

私が森の木々に「おはよう~!」「愛してるよ~!」「いつもありがとう~!」って声を掛けるとそれに応えてくれるかのように感じるのです。それが本当なのか気のせいなのかは別として私にとっては森の木々たちが応えてくれているように感じるのです。

その感覚は何とも言えず「幸せな感覚」でした。

私たち生き物は森にこうして守られているんだ、、、、って本当に感じました。

アイヌの古老と話していた時「食べ物が必要になったら森へ行け。そして食べられるものを探せ。森は食べ物の貯蔵庫だ。」と言っていました。

畑で苦労して食べ物を育てるよりは森へ行って食べられるものを探した方が早いからって。

本当にそうなんですよね~。森の中には「神様が作った天然の食べ物」がたくさんあります。

春は山菜がたくさんあって冬から目覚めた身体を浄化する食べ物がいくらでもありますし。

秋にはたくさんの木の実やキノコがあって冬を越すのに充分な栄養価のものがたくさんあります。

そして私たちが毎日絶対に必要な水も実は森が作っているんですよ。雪を貯めて春になると溶かし、それを貯蔵し徐々に川へと流す。雨が降るとその大量を水を貯めていて少しずつ川に流したり地下水にする。天然のダム。

雪や雨が一気に流れ出ると鉄砲水やがけ崩れの原因になったり、洪水を起こして下流の町が沈没してしまうのです。

でも森があればその水をキープしてくれるのでそういう天災が起こらないのと、私たちは大切な水を得ることができます。

もし、森が無くなったらその下の地域では農業もできなくなるんです。水が無いと植物を育てられないから。

美味しい魚や貝も森があることでその栄養分が海へと流れ込み豊かさを育んでくれるのです。

北海道のお魚は美味しいのですがその理由は実はロシアのシベリアのタイガの森があるからだと言われていますし、知床半島や釧路湿原の豊かな自然が海の生き物たちを育てているのです。

知識でいろんな森の大切さを知っていることより今年初めて森に囲まれてほとんど外界と接触せずにほぼ2か月を過ごした時に感じた森のエネルギーは強烈でした。

こんなにも「森からの愛」を肌で感じたことはありませんでした。至福の喜びというか、、、、なんというかただ感謝でいっぱいでした。

そして私たち人間は森を必要としているととても感じました。

都会で様々なストレスに晒されながら生きている人たちが「自然の森の中」で一日過ごしたらどんなに癒されるだろう、、、と。

ゴールデンウィークはぜひ森の中へお出掛けになって、木とお話ししてみてください。

木の香りを嗅いだり、幹に触ったり、新緑の葉っぱを眺めるだけでもきっと癒されますよ。

森の木たちは私たちを守り、愛を放ってくれています。

森の木たちは”地球”にも光のエネルギーを供給している大切な役割を持っています。

地球自身の為にも私たち生き物のためにも森の木々はとても大切なのです。

しかし、年々伐採や開発によって森は世界的に減少していっています。

だから私たちにできることは木や紙の無駄遣いを減らすこと、そして森を再生し守っていくことだと思っています。

私は昨年からスタートした森を育てるプロジェクト「森の子どもたちのマザーツリーになるプロジェクト」を今年も行います。

かつて森だった場所に木を植林し、私たちが森の木の子どもたちのマザーツリーとなって木々を育てていくこと。

今年も釧路湿原の上流地域である鶴居村に木の苗を植えます。

釧路湿原は絶滅危惧種である丹頂鶴の生息地であり、太古の昔から変わらぬ姿のまま残っている貴重な大自然です。

しかし、上流地域の森林伐採がこれ以上続けばやがて湿原はやがて乾燥し生態系も壊れていってしまいます。

と言葉で言ってもなかなか伝わりにくいのですが、、、、

北海道の道東地域の大自然は世界基準で希少価値の高いものだと思います。世界中、どこへ行ってもこれだけの大自然が残されている場所はほんの僅かしかないのです。

今回も植林もしますが翌日は釧路湿原の中でも特別なのサンクチュアリー(聖域)に入りみなさんに大自然のエネルギーを体感していただく予定です。

この場所は普段勝手に行くことのできない場所であり、その聖域自体が天然記念物に指定されているエリアです。(許可を持っているガイドと同行でなければ入れません)

木を植えることで大地と繋がり『天と地と調和する』ことを体感していただきたいと思っています。

自然を愛することは自分を愛することであり、自然の中で調和することは自然から愛を受け取ることでもあります。

自然からエネルギーを奪うだけでなく、自然へも愛を行動にしてお返しすること、、、、。愛の循環ですね。

今年も素晴らしい「森の子どもたちのマザーツリーになるプロジェクト」にしたいと思っています。

時:2018年6月9日土曜日 10時30分頃~
      10日日曜日 早朝~釧路湿原の聖域へ 午後3時過ぎ解散
場所:北海道鶴居村
参加費:現地参加は基本的に無料ですがご寄付は大歓迎です。
    宿泊費などその他実費は各自お支払いください。

*自分の得意なことでのお手伝いも大歓迎ですのでご連絡ください。

宿泊はみなさん一緒にホテルを貸し切りで宿泊します。夜はみんなで夕食を食べて交流会を予定しています。そして丹頂鶴の写真家として有名な和田正弘氏より『丹頂と北海道の自然』をテーマに写真とお話をしていただきます。

和田さんの丹頂への愛を感じる写真の数々は見ているだけで胸がいっぱいになって涙が溢れます。昨年の参加者の方も自分でもまさかの涙、涙の感動でした。丹頂はアイヌ語でサルルンカムイと言いますがそれは「湿原の神(カムイ)」の意味なんです。

釧路湿原で丹頂の姿を見ると本当に神の化身だと感じます。あっ、語りだすと止まらなくなります。

参加形態:直接現地で植林をする。または現地には行けないけれど森の子どもたちを植えたいという方は苗の代金のご寄付も受け付けています。

どうぞよろしくお願いいたします。

天海 和美

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