縄文から伝わる祖先への祈り・アイヌの聖地にて

こんにちは。天海 和美です。

今日はアイヌの聖地にいきました。

数々の伝説が残っている場所で縄文時代からアイヌの人たちが住んでいたという長い歴史が古代遺跡から見つかっています。

1万年も続いていた平和な社会”縄文時代”その聖地で今日はアイヌの人たちだけの大事な儀式がありました。

実は、その儀式に招待されて参加してきました。

今まで色々なアイヌの方達の儀式に参加してきましたが一番アットホームな感じで、そして親族の集まりのような安心感がありました。

私は本当は和人(アイヌではない)だからアウェイ感あっていいはずなのですが、それが全然なくて馴染んでしまいました。この写真はアイヌの人かと思ったら自分が祖先に祈ってお供えしている姿でした(笑)

もちろんビクトリアさんも一緒に参加しました。本当は別な日程を組んでいたのですがこの儀式のことを知って急遽予定を変更して参加しました。

古典的な伝統の祈りの儀式を終えた後は女たちの踊り、男たちの踊りを神と祖先に捧げます。

最後は女も男も入り混じって楽しく自由に踊りビクトリアさんも私も一緒に踊りました。これは祖先たちが私たちが幸せそうに楽しそうにしていたら安心するからだそうです。

子孫が不幸になっていたら祖先は心配でたまらなくなるそうです。それはそうですよね。

アイヌの神々や祖先にまつわる面白い話はたくさんあります。

今回この儀式に参加しようと思ったのはアイヌの祖先への儀式と私のヒーリングとビクトリアさんのヒーリングが”祖先の癒し”や”祖先から受け継がれたDNAの癒し”というものに共通点があったからでした。

この儀式に参加するということは誰にも言っていませんでしたし、クライアントさんにも何も伝えていませんでした。

ヒーリングのタイトルも”祖先のための祈り”としか書いていませんでした。

でもあるクライアントさんで「ちょうどこの日親族がいっぱい集まり、結婚、出産報告会で生まれたばかりの赤ちゃんをお披露目すると重なっている。」という方がいました。

その方が「祖先にも感謝して、さらに親族、身内にもこの先みんなが幸せであるように
こんな気持ちを感じられる一日にしたいですこの子が生まれてきたのも祖先のためだから」

という想いで参加をすぐに申し込まれた方がいました。

もちろんアイヌの神聖な儀式に出ることは知らなかったので、すごい勘がいいな、、、と思っていました。趣旨とぴったりだったので。

祖先の癒すことで生まれてきた赤ちゃん、つまり子孫が幸せで様々な災難から逃れて守られるようにするためだから。

私は何も説明書きをしていなかったので参加申込された方は自分の直感で選ばれていました。魂に響く感性が一番大事だと思います。

そしてこの儀式は観光客とか物見胡散の人たちにはきて欲しくないのだとアイヌの古老は言っていたのです。私はそう言われたわけではないのですがそうだろうな、、、と察していました。

この儀式を「イチャルバ」とアイヌの人たちは呼んでいます。アイヌ語で先祖供養を意味する言葉です。

私はこの先祖供養という言葉にとても抵抗感があって使っていません。如何してか自分でもわかりませんが。祖先を敬い感謝し、祖先の魂を鎮魂するという趣旨は賛成ですが、なぜかこの先祖供養という4字熟語は好きではないのです。

アイヌの古老が話していた中で。(ビクトリアさんが仏教徒でインドに行ったということを話したから)

実は釈迦が教えを説いて仏教ができた時、先祖供養という概念は存在していなかったそうです。そして中国に伝来し日本に渡り、親鸞聖人が浄土真宗を開いた時、先祖供養ができたと。

それは親鸞はアイヌのアミニズムの思想と統合させて日本で新たな仏教を作ったのが浄土真宗だと言っていました。

そういえば昔は仏教のお経は天皇や貴族だけのもので下々の平民は教えてもらえなかったのです。その不平等性を感じて貧しきものか弱気者、教育も受けられない者たちにも仏の教えを説いたのが浄土真宗なのです。

今日のアイヌの人たちのイチャルバは本当に私も癒されました。

もう毎日の運転で800キロを一人で運転しているので体も疲れ果てているのですが、この儀式の後は心も体も頭も冴え冴えで元気いっぱいになって帰ってきました。

これからの予定

10月17日広島・厳島神社ワークショップ (宮島、原爆記念館、平和公園を周り、平和のための祈りを捧げます) ・遠隔ヒーリング
10月18日京都ワークショップ ・遠隔ヒーリング
10月21日高野山ワークショップ・遠隔ヒーリング
10月24日江ノ島・鎌倉ワークショップ・遠隔ヒーリング

10月25日の個人セッション・東京は既に満席となっておりますので締め切りさせていただきました。

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