どうしたら恋愛が上手くいくか?と美味しいチーズ造りの秘密
こんにちは。天海 和美です。
モテるようになって恋愛が上手くいくのとチーズ作りには共通点があります。
今日は鶴居村へゴーダーチーズ造りに行って来ました。
もう8年近く前から参加したいと思っていたチーズの作り方。
今日はプロの方につきっきりで教えていただきました。
自分でもリコレッタチーズやマルカボーネチーズとかは作りましたが本格的なハードチーズは製造過程が難しいので作ったことはありませんでした。
色んな発酵食品を作るうちにやっぱり本格的なチーズを作ってみたくなりました。
と言ってもとても人気の講習なのでいつも申し込み受付時30分以内に全て完売してしまうという人気ぶりです。
それでようやく応募で空いている日程が取れました。
本格的なチーズ工房で衛生管理された場所で新鮮なミルクを使って作るチーズは家ではなかなか出来ないのですが、まずは体験してみることにしました。
牛乳を63度で30分間温めそこに乳酸菌とレンネットを入れて待つとカートというプルプルな杏仁豆腐みたいなのが出来上がります。
それを特殊な網の目みたいなので切れ目を入れて、大きな木べらでゆっくりと優しく混ぜていくと段々とそれが小さなつぶつぶになっていきます。
そこまでは絶対に手作業でなければ美味しいチーズにならないそうです。私は普通は機械でやるのではないですか?と聞いたらここ鶴居村のチーズ工房ではやはりこの過程だけは大量にもかかわらず手作業でやるそうです。
私たちが作ったのは牛乳40リットルを使いゴーダーチーズ4kg分ですが、工房で作る時は600リットルの牛乳を使うそうなので、なかなか大変だと思いますが。
この何でも機械化する現代において手作業で作るから鶴居村のチーズは何度もチーズコンテストで最優秀賞とか取るのだな、、、と思いました。
私も混ぜ混ぜしました。しかし混ぜること100分間はなかなか大変な作業工程ですが、今回は元気で活発な少年たちも一緒に来てくれたので楽しく進みました。
2人とも小学生なのですが、もうすぐバレンタインデーなので私は彼らに「いかに女の子にモテるようになるか?」とか「どうしたら女の子に好かれる男子になれるか?」という話しをずっとしていました(笑)
私は以前、ある大学の理工学部で5年間授業を持って教えていた時があったのですが、理系なのでほとんど9割が男子学生なのです。
で、授業に関心を持たせ積極的に参加させるには「恋愛ネタ」を例にするのが一番効果的でした。
「これができるようになると女の子にモテてガールフレンドが出来るから!」って。
みんな話し下手、自分に自信が無い男の子が多いので(思春期は特にね)そこは私の腕の見せどころでした。
現代においてもマザコンが多い日本なので如何に母親が子離れするかが実は大事なのですが、日本では夫と仲が冷めているので息子を潜在的に手離さない母親が多くて実は大変、、、、。
恋愛ネタを小学生からいうなんて!!と思うかも知れませんが人を好きになったりそれを表現することはとても大切なことだし、それがちゃんと出来ていないからカップルになったり結婚しても上手くコミュニケーションが取れず、お互いに不幸な結果になる。
そしてそれを見て育った子どもたちはまた同じことを繰り返す。
だから子ども時代から自分を大切にしたり、他者を思いやったり、異性の気持ちを理解したりすることは大事だし。
愛された大切にされたという経験や感覚は、子ども時代から大切だし。
それを自分が他者にすることによって喜んでもらえるという経験も大切なのです。
いまは他者に何かするというよりも、人と関わらない、自動化、機械化、短絡化、そして話さない、はなしたり、何かすることで嫌われるんじゃ無いか?という怖れの方が多いから。
人と楽し優しく関わったり、喜んだり励まされたり認められたり、助けたりという関わり方が少ないと思うのです。
で、そんな恋愛論とかを少年たちと話しながらチーズのカートをかき混ぜること100分間。もちろんお祈りして愛のエネルギーもたっぷり入れながら造りました。
そう、このチーズ造りのカートを細かく切るという作業がとても重要なのです。これが上手くいかないと美味しいチーズにならないのです。
で、どうやるかというと優しくゆっくりと混ぜ合わせるのです。
やさしくゆっくりとね。
カートを優しく感謝を込めながらゆっくりと木べらで廻していくと次第に綺麗な形な粒に分かれていきます。でも無理やりではなくゆっくりとカートのペースに合わせてね。
これは恋愛やあらゆる人間関係に共通することで大切なこと。
自分本位では無くて、相手の気持ちに沿って考えたり、汲み取ったり、互いに調和するように流れを作ったり。
自分の思いだけで無理矢理やると壊れてしまうから。
でも相手の気持ちや思いを汲みながら流れを作ると調和が生まれるでしょ?
だからまずはそうしようという意識が大切なのです。それはほんのちょっとした仕草や言動にも現れるし言葉を超えて相手に伝わっていくからです。
外では丹頂さんたちの鳴き声がして飛んで来る姿が見えるので気になって時々外を見てしまう私、、、。
その後、ホエーという乳清を分離させて取ったり、重石をして水分を抜いたりして、そこから切り出し型にはめてまた水抜きしたり。
ひっくり返してという過程を15分おきに何度もして内容を均一にします。
時間通りにやらないといけないし結構忙しい。
お昼ご飯も食べずに頑張りましたね〜。でも本格的なチーズが自分で作れるかと思うとホントワクワクなんですよね。
で遂に型に入れて成形出来ました。
この形で1キロのチーズになります。ここからまた数日発酵させてから塩水に浸けてそこから3ヶ月後くらいすると出来上がります。
その間は週に一回は上下をひっくり返し熟成度を見に来るそうです、、、、。えっ、わたしはアメリカに行っていない。
ということで少年たちとママが代わりに来てくれることになりました。
本格的なチーズ造りも体験できて大満足。発酵、熟成されて出来上がるのが楽しみです。
愛と調和のゴーダーチーズになりそう。