人生いつ何が起きるかわからない

こんにちは。天海和美です。

先日、スズメバチに畑で突然刺されてしまいました。私が「風の草刈り」をしていて鎌をブンブン振り回していたからスズメバチが驚いて巣を守ろうとして攻撃(刺す)してきたのだと思います。

いや、その前に話し合えば、、、危険なことしようなんて思っていないし、ましてやあなたの可愛い姉妹たち(スズメバチの幼虫)を襲おうとなんて思っていませんよと言いたいのですが、そんなことは通じなかったのです。

そこは私のマザーツリーランドにあるマザーツリー山の中腹にありました。

このマザーツリー山というのは、熊笹だらけの土地を開墾して畑にするために昨年、根っことその土を削ったものを積み重ねて山になっていて、そこは土が肥えているから私がてっぺんを畑にしています。今年は多分100回以上は往復していますが蜂の気配は無かったのです。

刺された時はすごい激痛でわなわなしそうなくらい痛かったです。尚も凄い羽音と激怒のオーラを感じたのですぐにその場を離れました。

お盆で休日だから当番病院を聞こうと消防署に電話しました。そしたら速攻、救急車が駆けつけてくれました。アナフィラキシーショックは刺されて15分くらいで起きるそうです。心配もありましたが、特に症状は現れなかったので救急車で搬送されるのはちょっと申し訳なくて他に心筋梗塞とか脳出血とか重病の人も出るかも知れないので辞退しました。(それにしても救急隊の人たちが親切で感謝です)

私は以前、アラスカのデナリ国立公園内に1週間滞在していて最終日前日にツンドラの湿地で小さな虫に顔を刺されました。それからみるみる腫れ上がり顔半分がぷくぷくになりました。すぐに病院に行きたくても車でハイウェーを走っても7ー8時間はかかる所。デナリ国立公園は四国と同じくらいの広さで私はその1番奥地にいました。なのですぐには病院に行けず。
翌日はますます顔が腫れて気道まで狭くなり呼吸が苦しくなりました。翌日バスと鉄道を乗り継いでフェアバンクスまで出て病院に受診し薬をもらったのです。

また北海道でもワークショップをしている時、ホテルの改装工事の有機溶剤とかにもアレルギーが発症し、蕁麻疹が出て顔が腫れてきて気道まで腫れて呼吸が苦しくなってあわや、、、と言うこともありました。たまたまワークショップ参加者に医師がいたので命拾いしました。

そんなことが走馬灯のように頭をよぎりました。アナフィラキシーショックとかになったら一気に意識不明、呼吸停止とかになるんだろうなぁ、、、と思いながら。
思い残すことは特にないけど。予想外の不慮の事故って起こりうるからね。なんて思いました。

でも、生きています。今はもう元気です。
生きているだけで儲けものですね

翌日、お隣の方が役場に電話してくれてスズメバチの巣を駆除してくれました。


しかし、巣は1ヶ所だけではなくて私の畑の「マザーツリー山」の中腹の土の中にもありました。こっちに刺されました。
2日間に渡り、2つとも駆除していただきました。ありがたい🙏

しかし、今回はスズメバチのことをいろいろ調べて考えるところがありました。

スズメバチも生態系の中では大事な役割を持っているはずと、、、。私は巣を絶滅させたいわけではなかったけれど共存はできなかったなと。スズメバチは人間には結構嫌われていて、怖い野生動物と思われていて。実際、日本で野生動物による死亡事故は一番多いのはススメバチに刺されると言うものです。最近熊の被害も多くなってきてはいますが。

ススメバチの女王蜂は4〜5月ごろ1匹で巣作りをするそうです。卵をたくさん産んで巣も作りながら幼虫に餌もやって、尚も卵を産み続け、巣も拡大し、、、、と言う究極のワンオペ、シングルマザーなわけです。

たくさん産んだ卵がやがて働き蜂になり、その後たくさん昆虫を獲ってきて幼虫に与えるそうです。自分は昆虫が食べられないので幼虫の出す分泌液を飲んだり、木の樹液を吸うそうです。そして働きバチの寿命は1ヶ月ほどで7〜8月が一番数が多くなり10月頃になると新しく生まれた女王蜂だけが越冬して他は全部死んで巣からいなくなるそうです。

なんか不思議な一生なのね〜と思いました。そしてスズメバチのお母さんはすごいパワフルだと思いました。

出産、子育て、土地の選択から家の建築までなんでもやってしまうのですね。スーパーウーマンなわけです。

スズメバチ、なんだか憎めないでいたけど刺されたのでもしかすると「スーパーウーマンパワー」が私にも注入されたかも知れません。

まぁ、生きているだけで感謝なので毎日を大切に感謝を持って生きようと思います。