自分はどんな世界に生きたいのか?

こんにちは。天海和美です。

昨日「ナラ枯れ」によって倒木になり、人が下敷きになって亡くなったり、車に落ちてきたり屋根が壊れたりなどが全国で多発しているというニュースをみました。

そういえば今年キャンプしていてテントに木が倒れてきてご夫婦のうち奥さんだけお亡くなりになったというショッキングなニュースがありましたよね。

今、全国で木が病気になり枯れてしまった台風などで倒れるだけでなく、ある日突然倒れてきたりすることが頻繁に起きているそうです。

ナラ枯れや虫による立ち枯れが起きている原因はやはり気候変動による異常な高温が影響しているようです。
高温過ぎて木が弱り、弱った木を狙って虫が来る。本来元気な木であれば虫が来たら毒を作り出し虫を寄せ付けないそうです。でも弱っているともうそんな力は無いらしい。
人間の免疫力と同じですね。

私は木が大好きですし、森を守りたいと思っていますが、木にも”寿命”があるのでやはり寿命が尽きる前に切って有効利用していくことが大切だと思っていました。

木を薪にして使うことで国内の木の需要も生まれます。

つまり二酸化炭素を循環させるという意味。薪を燃やすと発生する二酸化炭素は、木が成長する上で空気中から二酸化炭素を取り込んで成長し続けます。
ですから薪を燃やして発生した二酸化炭素は、木が育っていく時にまた吸収されるのです。特に若い木は二酸化炭素をたくさん吸収します。

もし木を燃やさなくとも、木は寿命が来たら倒れ、微生物に分解され土に返っていく。二酸化炭素などを空気中に排出することになります。

そしてその二酸化炭素もまた木の生長過程で吸収されていきます。こうして木は二酸化炭素を吸収して体内に固定し、ある時は家の柱になり、ある時はノートの紙になり、ある時はお金としてお札になり、ある時は薪としてエネルギーになります。

私たちが今、多く依存しているエネルギーは石油でこれからガソリンや灯油、プラスチック製品、農薬、化学薬品などに変わっていきます。そして二酸化炭素を燃焼によって発生させます。同じ二酸化炭素でも石油や石炭などの化石燃料を燃やすとそれは木とは違い何億年とか何千年万年とか掛けて作られたものなので私たちの生活で排出する量は到底吸収されずに余剰になってしまいます。

私たちの生活によってますます地球温暖化(温室ガス効果)が高まってしまうのです。

おまけに森はどんどん減少していくので再吸収するのが難しくなって来ています。

どうしたら良いのでしょうかね?

だからと言ってなんでも木を残せば解決するというものでもありません。

マザーツリーランドの横には15m〜20m位の木がたくさんあったのですが今年の冬に一部伐採されました。

木の中に虫が入って既に腐っているとのこと、、、残念だなーと思いながら切られた切り株を見るとほとんどの木の幹に虫が入っていて中はコルクのように腐っていました。

台風とか雪でいつ倒れてもおかしくない痛み方だったそうです。

写真の後ろに写っているのはその幹、、、。
で、今日友だちと畑で木の話になって見てみたら、、、「ほら、これが虫が入っている木だよ。この穴。そして下からもおが屑が出ている。これはもう死んでいるね」と言っていました。

やっぱりそうか、、、葉っぱが元気なくて枯れているなぁ、、、と思っていたら。

これから自分として地球のために、未来のために何ができるのか?一人ひとりが自分ごととして考えてみてほしいです。

自分はどんな世界に生きたいのか?

自分にとって大切なものとはなんなのか?

自分は地球のため、全ての生きとし生けるものの為に何ができるのか?

その為に自分は何ができるのか?

そして自分の人生をどう生きたいのか?