癒しの木、魂を目覚めさせてくれる木とは?

こんにちは。天海 和美です。

“マザーツリーの家”の建築が始まってからほぼ3ヶ月になりました。少し経過についてお話ししていこうと思います。

前はまだ基礎のところしか書いていなかったので。
家が毎日本当に忙しくてまるで自分が大工さんになっているみたいな気分でゆっくり記事を書く時間も無く、、、。

セッションやオンラインセミナーやりながらなのでなかなかですが頑張っています。

日々創造されていく中でいろんな気づきがあったり、自分の中での変化を感じます。そしてたくさん学んでいます。

それでも何も無かった土の上に基礎ができてはしらが立って形作られていくのを見ているだけでなんか感慨深いのですよ。

柱の1本1本にシールが貼ってあって。これはどこの国のどの地域で育ったスプルースですとか、会社名とかアドレスとか書いてあるのです。

まさに”トレーサビリティ”木がちゃんと育てられたもので不法伐採ではないこととか責任の所在がわかるのですよ。
私はこの柱の1本1本全てをチェックしました。

フィンランドとドイツから来たスプルースでした。

えっ!スプルース!!私がずっと憧れていた木なんです。

設計の段階では柱にトドマツかスプルースかわからないし指定できないと言われていたのでこの柱を見た時に本当に飛び上がるほど嬉しかったですね。

アラスカにはスプルースがたくさんあってほとんどはホワイトスプルースなのですが北極圏のツンドラの大地にはブラックスプルースしか育たない。

それすらも北限があるのです。
私はアラスカで最も好きな木がスプルース。これは世界的に有名で楽器の材として使われていてバイオリンやピアノの木は(高価なやつ)はスプルースです。

あのスタインウェイはアラスカ産スプルース。音の響き方がとても美しいと言われています。

というわけでここからはアラスカのスプルースちゃんたちの写真を掲載します。私は木が好きなのでよく木の写真を撮ります。その中でもとりわけスプルースちゃんが大好きなのです。

これは森に落ちていたスプルースの枝を集めてきて私が乾燥させているもの。

いつも冬から春にかけて家を借りていたアラスカの風景。夕焼け時間がとても長い。そして夜はオーロラが舞う。

雪が降り積もっているスプルースは極北らしいなぁ〜って大好きな風景。粉砂糖を振りかけたような美しさ。この森の真ん中に一晩中立ったまま三脚を置いてオーロラを待って現れたら写真を撮っていました。実はそれに出会えるのってとても難しいのですよ。

下から見上げるとこんな感じなのだけれど。高さは30mくらいはあるかな。

森の中で落ちている松ぼっくりを集めて楽しんでいました。雪の上に松ぼっくりをを落として春に芽を出させるためみたいです。雪の上にはたくさんの種が撒き散らされています。

冬で眠っているようでちゃんと子孫を残しているのだなーと。

こちらは森に棲みついているムースの親子。子どもがちょこんと顔を出していますが、この後オオカミ犬に見つかって追いかけられて逃げてしまいました。

こちらはデナリ国立公園に近い所。ツンドラの大地は下草の丈が短くて、それがほとんどブルーベリーやクランベリーなのですがところどころにスプルースが立っています。

私にとっては天国のような場所で。すーっと深い呼吸が体の芯まで染み渡る感じです。

こちらは秋のデナリ国立公園。秋といっても8月半ば頃ね。秋はあっという間に通り過ぎてすぐ雪の季節になるのがアラスカの気候。

こちらはカナダで買ったブラックスプルースのエッセンシャルオイル。日本では買えないオイルで当時、特別販売されていたのですがブラックスプルースは木が大人になって芯の太さが10センチちょっとになるまで300年かかるので、なんだかなーという気がしました。

個人の植林地でとか間伐でとかトレーサビリティは書かれていました。魂を癒し、目覚めさせる香りでした。

スプルースの香りってとっても癒し効果が高くてエッセンシャルオイルでも売っています。

1滴で癒されます。壁が張られたりすると柱は見えなくなってしまいますが中にあるだけで嬉しい。

 

というわけで私のスプルース好き、いや好きすぎるでしょ、、、という話だったのですが。

これからこの”マザーツリーの家”に来た人たちを支えてくれるでしょう。

まだまだ、工事は続きます。

【追伸】

私は夢を諦めない。だからあなたも諦めないで。自分を愛し、自分をゆるしましょう。