たくさんの人たちに助けられ奇跡の連続です

こんにちは。天海 和美です。

またまたマザーツリーの家の経過報告です。

漆喰壁塗りDIYは1週間掛かって無事完了しました。

実は予算削減のために完成後コツコツと1年くらい掛けてDIYする予定でした。

なぜなら建築中の家は引き渡し前なので私のものではないから触れないのです。しかし今回は途中でやっても良いですとハウスメーカーに言ってもらい(多分凄い嫌だったと思うが)急遽工事を中断して漆喰塗りが出来ることに。

しかしこれには別の奇跡が起きた経過がありました。
当初、スペイン漆喰の材料を買って私が仲間たちとDIYをする、その時に地元の左官屋さんに教えてもらいながら、、、という予定でした。

漆喰の輸入代理店の方にそれを話していて「もし、地元で誰もやる人がいなければ僕が行ってもいいですし」とそこの社長は言いました。

が地元の左官屋さんはどこもやんわりと断られました。
材料を施主が仕入れてやり方を教えるなんてそんなのめんどくさいしお金にならないからね。
そしてそれから数ヶ月間、、、半年くらい経ってから急に連絡して漆喰の発注をして、「地元で誰もいなかったので手伝いに来てください」と言いました。

まさか本当にそうなるとは思っていなかったと思います。何しろその会社は東北にあったから。
東北、北海道の代理店なので業者さんたちはみんなそこから仕入れなければならないらしい。
最初は資材問屋さんが仕入れ、左官屋さんが仕入れ施工費が乗り、ハウスメーカーが下請けとして依頼してマージンが乗るのでその分価格が上がります。これは日本のシステムなのでダイレクトセーリングは出来ないのです。
しかし、私は友人が自宅を建てた時DIYでやったからできると言われ「手伝ってあげるから」とこの代理店を教えてもらいました。
そしたらいろんな経緯でここの代理店の職人社長が来てくれることになりました。東北から、、、。
材料を送ると送料が高いからとトラックに積んで工具もみんな持ってきてくれました。本当にトラック一杯の材料でした。

もうそれだけでびっくりです。しかも凄い遠回りの安いルートで。長距離運転は危なすぎるので私がフェリーにしてもらいました。
なんか遠くまで申し訳ないなーと。しかも相手は素人なので。
その社長は地元の現場は従業員の人に任せてきたのでしょっちゅう電話で指示していました。
でも、この方すごい芸術家でした。
漆喰の色は私のオーダーで変えてくれました。白い漆喰に顔料を入れて色目を調節していくんです。それを何回も繰り返し、塗り方のパターンも試し塗りして部屋ごとに決めました。お父さんの左官会社を継いだそうで元は神社やお寺、蔵などの特殊な漆喰を専門にやっていたそうです。


このグリーンは思い付きでやったのですが。”マザーツリーの家”なのでやはり森をイメージする色にしたいなと。何ヶ所か緑色にしました。


ここは屋根裏でここは天井がとんがっていて、私の大好きな「スプルース」の形にそっくりなのです。たまたまそこが残っていただけなのですが。なんだか不思議なくらいピタッとするところがたくさんありました。メインの部屋は「母なる地球の大地の色」になっています。

漆喰壁を塗り終えて、なんだかそれだけで感無量です。
東北から教えにきてくださったH氏に感謝しても仕切れない気持ちです。


そして漆喰塗りのために仕事を抜け出してきてくれたり、飛行機でやってきてくれた仲間たちにも心から感謝です。

こうして多くの方々の協力の中、着々とマザーツリーの家は形作られていきます。

奇跡の連続と感謝の連続の日々です。

お楽しみに!