モラハラされているのに気づかない・それは暴力なのです

こんにちは。天海 和美です。

今日はモラルハラスメントについてです。

モラルハラスメントという言葉が出始めたのは今から20年近く前になります。フランスでモラルハラスメントの本が出版され、それが日本で翻訳されたことでモラルハラスメントという言葉が次第に知れ渡りました。

それまではDVという言葉はあっても身体的な暴力だけがDVで、精神的に打ちのめして支配するというやり方は暴力としては扱われていませんでした。

恋人同士の時は少ないけれど結婚したり、子どもができた途端に夫が急に妻に対してモラハラ(モラルハラスメント)するようになったというのはよく聞きます。

モラハラを受けているとそんなふうに言われるのは私がダメだからだ、もっとちゃんとやらなくては!と言うふうに精神的にコントロールされてしまうことが多く、自分は被害者だと言う自覚はあまりありません。

こんな自分だから仕方がない、、、とだんだん追い込まれて反撃したり、自己主張するとか、自分を守ることとか全くできなくなっていきます。

それはいつの間にかで、、、気がつかないうちに自信がなくなっていき、なんでも悪いのは自分なんだ、自分のせいでこうなったんだ、、、と言うふうになっていきます。

離婚されるんじゃないか?いつか捨てられるんじゃないか?と恐怖を覚えるようになり、ますますコントロールされて自分の意見は言えなくなったり、また何か言われるんじゃないかとビクビクしたりするようになってしまいます。

もう客観的に自分の状況を見ることは失われてしまいます。まさかそんな、、、と思うでしょうが。

例えば変な新興宗教にハマって全てを投げ出して信者になって全財産を注ぎ込んだり、犯罪行為までしてしまうのを客観的に見ていて、まさかそんな、、、と言うのと似ています。本人は全く疑う余地がないほど洗脳されてしまっています。

多くの場合、モラルハラスメントは男性から女性に対して行われ、結婚後、または出産後に起きるので女性の側はとても我慢してしまいます。

生活費を渡さなかったり、無視し続けたり、掃除や料理や細かい日常のことにいちいち文句をつけられるので毎日が苦痛ですがもう結婚したからとか子どもがいるから、、、仕事がないから、世間体が、、、と言うことで我慢し続けてしまいます。そうすると病気になってしまいます。

夫源病なんても言われていたりします。

それをやっている男性、夫側には全く自覚がありません。妻がどれだけ我慢して苦しんでいるかは気がつかないのです。そもそも怒ったり、文句言ったり、相手を追い込むことで自分が優位に立って支配しようとしているからです。

基本的には精神的に未熟な幼児性の男性がそうします。社会的にとても成功していても内的な部分では未熟なままでそれを妻に向けてコントロールしようとします。

でもまさか、原因が夫の幼児性だなんて誰も思いませんけど、、、。女性はただひたすら我慢するか?諦めるか?戦うか?しかなくなります。

しかし、ほとんどの場合はもう戦う気力は無くなっていきます。私はモラハラについてブログを何度も書いてきました。アメブロの方に書いていた方が多かったと思いますが。

最近はあまり重たい記事を書かないようにしていましたので。でも、今、時代は変わってきたな、、、と思ってこの記事を書いています。

と言うのは20年くらい前からモラルハラスメントについて言われるようになってきましたが、夫の自覚はなかったのに最近は男たちが自分はモラハラ加害者だと自覚する人たちが出てきたと言うことです。

以前はモラハラに対して被害者同士(ほぼ女性)が話し合って「実は自分はモラハラを受けていて支配されているんだ」という自覚を持ち、そこからサバイバルする為の被害者の会みたいなのは以前からありました。しかし、今は加害者(笑)の会があるのです。

これは女性の側の変化かも知れません。

それで面白い動画を見つけたので貼っておきます。