苦しくて辛い時に乗りきる秘訣
こんにちは。天海 和美です。
昨日のブログ記事で最初の1歩を踏み出すことがどれだけ大事なことかって話しを書きました。
今日、それに関連して「最初の1歩を踏み出した後」のことについて。
何かを始める時、あるいは変わろうとする時、最初の1歩を踏み出すことはとても勇気のいることです。
それだけだってもうおそらく99%の人たちと差を付けるほど違った世界を見ることになるのです。
で、最初の1歩を踏み出したのは良いけれど2歩目、3歩目、、、、。
その1歩1歩が非常に苦しいこともあります。
私は今日久々にアメリカで登山に行きました。(ある目的があって)
標高2800M位まで行く予定だったのですが、その道がどれだけ大変かわかっていたので、なんやかんやとどうでもいいことをしてしまって出発時間が予定よりもかなり遅くなってしまいました。(苦しいから行きたく無い気分もあってもたもたしていました)
何が辛いってね、、、、酸素が少ないのですよ。いつもどれだけ酸素のお世話になっているかありがたみがわかります。
それでね、酸素って目に見えないけど本当に生きるのに大切なものだな~って思うのです。
水や食べ物は数日無くても何とかなりますが、酸素は3分間無かったとするともう脳死するわけですから。
それで酸素が薄いと本当に苦しいのです。ただでさえ苦しいのに上り坂を登るのですからもう全身が重くて動けないほどだし、頭も痛くなってきたり、とにかく苦しいのです。
しかも出発が遅れたせいで暑い!!町中は37度の予想でしたのでいくら山とは言え30℃近いのです。それで酸素が少ない!
最初に登山の申告書を書いて登り始めるのですが、、、、。
その途端に苦しくて足が前に出ないほどなのです。
こんな砂漠のような岩だらけの中を登っていきます。あまりの苦しさに「頑張れ!ニッポン!頑張れ!ニッポン!」って声に出しながらオリンピック選手団を応援しながら登りました。
延々と、、、、果てしなく、、、、まるでここは永遠に続く砂漠なのではないかと錯覚するほどです。
自分の登山靴をただ眺めながら1歩づつ歩くのです。
苦しくて自分の心臓の鼓動と喘いでいる呼吸音だけが聴こえます。
こんな岩場だから鳥さえもいないし、木々の葉っぱの音すらないのです。
人も誰もいなくて無音、、、、。
その時、心の中にいろんなことが浮かんできます。
前に進みたいけど足がなかなか前に出ない。苦しい、いつまで続くんだろう?
自分の進んで来た道はこれでいいのだろうか?
ちゃんと目的地に着けるだろうか?
でね、無理だとか、できないかもって考えるとやっぱり動きって止まってしまうでしょ。
だからね、苦しい時ほど足を止めないことが大事だと思うのです。
大変な状況で苦しくてどうにも出口が見つからないような時ほど何も考えずにただ足を1歩出す。
そしてまた次の1歩を前に出す。
何も考えない。
ただ1歩出す、そしてまた1歩、、、、。
だってどんなに長い道で険しくて辛くて苦しくてもいつかは出口が見つかるから。
例えようも無いほど長く苦しく感じてしまうけどね。
足を止めないで1歩1歩を繰り返せば嫌だと思ってもいつかは出口に辿り着く。
途中にね、予期せぬことも起こりうる。
大きな雪渓に道を阻まれてしまう事も。
そんな時はね、大きな障害さえも楽しんでみる。
長い道のりでもいつかは出口に出る。
そして夢に見た、お花畑に出るのです。
ここは天国?死んだら天国に行ってこんなお花畑の中を歩けたらいいなぁ~って思った。
でもね、死ななくたって生きていても探せばこんなお花畑あるじゃん!!って。
自分の目標や夢って手の届かないところにあるように最初は思えると思う。
で、最初の1歩を踏む出すだけでそこにぐっと近づく。
でも、やっぱり苦しくなったり動けなくなったり辛くなったりすることもある。
だけどね、1歩づつ前に踏み出すことを諦めなければいつかは夢が実現するのね。
今日、そんなことを思いながら登山しました。
目的地に着いた時、私は「やったぞ~!おめでとう!」って叫びました。自分偉い!!って(笑)
ゴール(自分の夢、願い)のイメージはあっても、わかっていても最初の苦しさを乗り切る勇気が必要なのです。
あの岩のところで諦めなくて良かった。こんな素晴らしい「経験」ができたのだから。
本当に心からそう思いました。