やっています?叡智のDNAを目覚めさせる

こんにちは。天海和美です。

植物のそばにいるととても癒やされます。彼らは生きているというエネルギーを感じます。

じ〜っと見ているとその表情の変化に気付きます。

デナリ山(先住民の言葉で偉大なるものの意味)のそばに行った時、すべての生き物たちが調和していると感じました。

8月ですがすでに紅葉のピークでした。錦を織り成しているのはブルーベリーやベアベリー、リンギングベリー(クランベリーの原種)などです。
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近くで見るとこんな風に見えます。すべての植物たちがその場所に適して仲良く生存しています。
冬場はマイナス50度まで気温が下がることがあるのですがツンドラの植物たちはその強靭な生命力で生き続けています。

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8月末か9月の初めには雪が降り、観光客も9月10日前に入れなくなります。その後は雪が降り積もり来年の6月のオープンまで入れません。

深い雪が植物たちを酷寒から守ってくれるそうです。雪ってあったかいんですね。

アラスカ大学の植物園でいろんな植物について研究してきたのですが。あまりに北海道の野草と共通するものが多くてびっくりです。

これはデナリのガイド(博物学の博士)に教えてもらった薬草でTeaにしてデナリで飲んでいたのですが。
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英語で名前を教えてもらっていたので帰国して調べたら、な、な、なんと!北海道にも自生している野生植物でアイヌの人たちが古くからお茶として飲んでいたそうです。

希少種なので名前は内緒です。

実は夏至祭の時にたまたま行った場所でこの花の群生を見ていたんです。その時は時に何も思わなかったのですが。

まさかアラスカのツンドラ地帯の植物と同じものだったとは、、、、、。

野草、、、、、奥深いです。

同じ植物や動物がいるということはかつては日本とアメリカは地続きだったということですよね。そうだ、ロシアにも同じものが。

ヒグマやハイイログマ(グリズリーベア)、絶滅したエゾオオカミとカナダのオオカミはDNAが同じだそうです。

1万年以上も前に私たちの祖先が地続きだった大陸を渡り冒険の旅をしながらアラスカから南米の先端まで歩いて行ったのですから。

地球も変化しながら私たち人間も進化して、、、、。

とても長い時間だけれど祖先が生きてきた叡智は私たちのDNAに記憶されている。

地震も飢餓も台風も干ばつも疫病も戦いもみんな生き抜いてきた。

私たちの祖先はすべて生き残って子孫を残してきた。

1人足りとて欠けた人はいない。もしかけていたら誰かがいないはずだから。

そう思うと本当に強い遺伝子が生きているんだなぁ、、、、、と感じさせられます。どれだけたくさんの祖先の叡智があるんだろう?

必要な時にその遺伝子のスィッチが入るって言われています。

自分の中に眠っているあらゆる可能性を秘めた祖先の叡智を目覚めさせていくのはいいかも知れませんね。

いや、、、本当はもう既にたくさんの叡智が目覚めているんでしょうね。

そう思うと面白いですね。

感謝を込めて「祖先への祈り」を意識的にすると目覚めるかも知れませんね。