全てのものに役割がある・自然の叡智の伝言

こんにちは。天海和美です。

私たちが健康で幸せに生きていくために不可欠なもの。

それを私は大地や太陽や風や水や木や花などの植物や野生動物たちから教えてもらいました。

今日は”自然から教えてもらった叡智”についてです。

最初にその中の一つで今年初めて育てたケールから。

今年の春から借りた鶴居村の畑で初めてケール栽培したのでどうなるかわからず、すべて実験として植えていました。

北海道で野菜を育てるのは初めてです。東京では大地主の友だちの畑を借りて5年くらい野菜を作っていたことがあります。

でも北海道では初めて、、、。

北海道はまだまだ寒くて5月頃に種を植えて苗を育てて、それから畑に移植して育てました。

私が東京に行っている間は友人に苗を預かってもらって。可愛がって育てました。

東京で植えたケールは3週間ほど早く植えたのですが(暖かいから植えられたのです)収穫できるほどにはまったく育たずほぼ全滅と言っていいほどでした。

でも北海道の方は6月になってからみるみる育ちました。

7月頃は最盛期なのかな〜と思ってアメリカに出発する直前にたくさん収穫して冷凍庫に生のまま保存しました。

私がアメリカに滞在中も友人が畑に行って結構収穫できたとメールで教えてくれていたので、いつ頃まで収穫できるのかな〜?なんて思っていました。

帰国して9月中旬頃畑に行ったら、、、、、。雑草だらけでこんな感じでした。

DSC_1666(友人の背丈ほどの雑草)

イネ科の雑草が肩よりも高くまで成長して畑の作物が全く見えない状態でした。

北海道は台風でひどい被害を受けていたと聞いていたので全滅したんだ〜と思っていました。

ところが、、、、、、この雑草たちの陰でケールや大豆、とうもろこしは生き延びていました。

跡形も無くなっていた野菜もたくさんありましたが。

イネ科の雑草がかなり大きくてケールが日陰になっていたのかなり切ったり」抜いたりして日が当たるようにしたらその後元気に成長しだしました。

それでたくさん取れたのでもし、欲しい方がいたら、、、ということで少しだけお譲りしました。みなさんとっても喜んでくださってうれしかったです。

10月に入り北海道の秋は駆け足で通り過ぎて行き、、、、紅葉の美しい世界もあっという間に過ぎて。

気がついたらもう霜が降りていました。この日は早朝日の出前にに丹頂鶴の写真を撮りに5時に出発しました。

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もう寒くて寒くて、、、、10月半ばだとたかをくくっていたらなんと鶴居村はマイナス7度まで冷え込んで、、、、、。真冬よりも寒く感じました(装備が甘かったから)

何しろマイナス7度ってどのくらい寒いかというと、、、、、もちろんマイナス1度でも水は凍っていますが、川の水も凍るほど寒いです。

iphoneなどの液晶は完全に凍って真っ暗になり使えなくなります。

そんな寒い日が2日ほど続き、もう秋も終わりだな、、、、、ケールたちも枯れちゃっただろうな〜って。

だってその前にすでに他の雑草たちは全部枯れて黄金色になっていたので。

で、畑の片付けとかしなきゃ、、、と思って10月27日に畑に行きました。もう月末です。

畑に到着して見たら、、、、、、

なんとケールたち生きている!!しかもすごい元気! 周囲の雑草はみんな枯れています。
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霜が溶けて露になって太陽の光でキラキラダイヤモンドみたいに輝いて、、、、

そこにあるすべてのケールがキラキラと輝いて光を放っていました。

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なんだか私はそこが別の世界に見えて。ケールとキラキラと輝く光を見ていたら胸がいっぱいになってウルウルしてきました。

なんて綺麗なんだろう、、、、、なんて素晴らしいんだろう、、、、もう言葉で表現することができないほど美しかったのです。

私はしばらく畑の中で感動で立ちすくんでいました。

私は思わず畑、太陽、大地、ケール、周りの森の木、雑草、風、水、野鳥、精霊さんたちに「ありがとう!! こんなに幸せにしてくれてありがとう。」って叫んでいました。(もちろん周囲には人っ子一人いません)

雑草はケールたちを守ってくれたし、本当は何一つ無駄なんてなくて、雑草という邪魔者もいないのだと思いました。

草や木の葉っぱや根っこが枯れてそれで土を作ります。他には動物の死骸も何かに食べられてやがて土になります。そしてその動物や虫の糞も土に変わります。

すべてのものが循環して生命と生命を支え合っています。無駄なものなんて何一つないのです。

その雑草や木の葉っぱが落ち葉になって邪魔だからと言って捨ててしまったらそこに土はできないのです。

葉っぱや草や木がなければやがて土は栄養不足になり死んでいきます。そこに小さな生き物たちも住むことはできないから。だって食べ物が無いもの。

都市はコンクリートやアスファルトで埋められて草や木が成長することもできないから虫や鳥も生きることはできません。

そして土にも雨も染み込まないし、太陽も当たらないし、空気も吸えなくなって苦しくなります。土だって呼吸していますから。

都市には生きている土は無いし、すべてを蓋して殺してしまっているからそこから生命エネルギーも発せられません。苦しい、、、、という地球のエネルギーだけが残ります。

個人の家だってそうです。駐車場も道路から玄関までもコンクリートで固めてあります。たまにひび割れから小さな草が芽を出していたり花が咲いていたりします。

そうすると人はそれを無駄なもの不必要なもの=雑草としてすぐに抜き取ってしまいます。そうしてそこからまた命が消えてしまいます。

畑に無数に生えてくる雑草をたちを見ながらいろいろ考えました。どうして生えてくるんだろう?とか何のために生えてくるのだろう?とか。

それでどんな雑草が生えてくるのか?一つ一つ北海道の植物の詳しい本を買って調べました。

そしたら雑草とひとくくりにされている植物たちの多くは役割と目的を持っていて、そして薬用効果があったり、食用にできるものが沢山あることを知りました。

それをアイヌの古老に訊ねたり地元で生まれ育った人とか自然ガイドの知人とかに訊きました。

その多くはアイヌの人たちは昔はちゃんと役割を知っていて色々使っていたりしました。でも今はほとんどというかまったく使われてい無いものばかりでした。

ハーブと言われるものも数多くあり、それが成長してその葉っぱや茎に薬用成分があって免疫を高めたり、アレルギーに効果があったり、血液を浄化してくれたりするなら。

それは雑草ではなくてその土地に必要な要素を創造するために生えてきたんだと思いました。

その植物はやがて枯れて土に返るのですから今まで無い要素を創り土に効果をもたらすのです。

そうやってたくさんの大切な要素を雑草たちは作って人間にプレゼントしてくれているんだと思いました。少なくとも私の畑に必要なものを。

なので雑草は抜かずに成長させました(笑)

アメリカに行っている間に伸びすぎてケールやトウモロコシ、大豆を隠してしまいましたが、なんとそれのおかげで台風から守ってくれていたんです。

で、今はちゃんと役目を終えて土に返るところです。

マイナス7度を2回も耐え抜いたケールさんたちは寒さに負けまいと葉っぱが硬くなって厚みが出ていました。

それを自然ガイドの知人に少し持って行ったらすごい驚いて。(何しろ今年の鶴居村は農作物が軒並み天候不良で作れず、その上台風で被害に合い)

なので露地栽培でこんな寒いのにまだ元気だというのにすごく驚いていました。

それでケールの苗を掘り上げて冬場は暖かいところに置いて置いたらどうか?と言われました。

なので後日また畑に行ってケールの苗を掘り起こして持って帰ってきました。

寒さにもめげず生きていたケールを食べてみたら、、、、、、。

寒さで甘みが増していてすごく美味しかったです。蒸して食べました。

そんなわけで今年は畑に出ることでたくさんのことを教えてもらいました。

自然からの叡智は私たちに生きる上で必要不可欠なとても大切なことを教えてくれました。

ブログでは全てを書ききれ無いので、私たちの生活に具体的にどんな風に取り入れられるか今月のセミナーでお話ししようと思います。

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