空海のような方・存在するだけで癒す
こんにちは。天海 和美です。
生きていると時として魔法のような出会いや出来事に遭遇することがあります。
私にとって忘れることのできない方、何度考えてもあの方は空海の生まれ変わりだったのでは?と思うことが度々ありました。
それは小林東さんという方で釧路のジャズ喫茶のオーナーでした。
昨日、釧路の伝説のジャズ喫茶『ジスイズ』のマスターの小林 東さんが光の世界へと旅立たれました。
私は今から5年前の2012年1月の冬の寒い日に小林さんと初めて出会いました。
小林さんにはたくさんのことを教えていただきました。
私は小林さんに出会ったことで人生が豊かになりました。こんな人が世の中にいるのかと思いました。しかも釧路に。
何も言わずただそこにいるだけですべてを理解してくれるような方でした。
私がJAZZを好きになったのは小林さんがいたからだと思います。
写真や日本画や映画や様々なことを語り合いました。教えるって感じじゃなくて教えてくれるのです。
中でも故、大野一雄さん(舞踏家として世界的に著名な方)とはお会いしたこともないのに小林さんを通して友だちになったような親近感でした。
このお二方から教えられたことは人生の宝物です。
「ジスイズ」があって小林東さんが存在することは、私をいろんな意味で成長させてくれ、また心の支えでもありました。(存在しているだけでスピリチュアルな方でした)
それほど影響が大きかった。
私は小林さんからたくさんの秘蔵品を見せていただいた。
そして小林さんの生き方、釧路で辿ってきた道のりを伝えられました。
私は小林さんからたくさんの贈り物を頂きました。
小林さんは私にとってはまるで「空海」のような人でした。
小林さんの肉体は地球から去って行っても、そこに彼が存在したということは、多くの方々の中に一生残って行くのだと思う。
小林さんは本当に素晴らしい方でした。
ルイ・アームストロングの”What a wonderful world”の歌のように。
小林 東さんは私が人生で出会った中でも最も尊敬できる方のお一人でした。
今日は小林東さんという方との最初の出会いについて過去のブログ記事(新鮮なので)をピックアップして書きました。
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今日は”癒しの場”と無条件の愛を放つ方のお話です。
人は安らぎを求めて、癒される場所を求めている。
私は釧路に湘南オフィスを移してから不思議な出会いがいっぱいありました。
導かれているとしか思えないような出会いです。
その一つがこのJAZZ喫茶です。
JAZZプレーヤーの中でも有名なお店です。
とても有名な方々もここで演奏したい!と申し出るほどの有名店。
それより一度行くとなぜか、、、、麻薬のように行きたくなる不思議な魔法のお店です。
私は、ここのマスターと言葉を交わさなくても会話が出来る感じです(笑)
別に何も言わなくても黙ってここにいるだけで伝わる感じです。
私は初めてこのマスターにお会いした時に「癒し人=ヒーラー」だと直感しました。
ヒーリングの手技をする訳ではなく、ただそこにいるだけで癒しのエネルギーを与えられる人。
ここはとても不思議な空間です。ユングは癒しが起こるには”器が必要だ”と言っています。
中世時代の錬金術師(アルケミスト)の器のようなもの、、、、。
それが人を癒すと。
私はまさに、ここがその器だと感じました。
ここのお店のエネルギーはとっても綺麗です。波動が精妙で、いるだけで浄化される感じ。
イライラしていたり落ち込んでいてもここへ行くとなぜかそんなことみんな忘れてしまうんです。
マスターのエネルギーがここをピュアな異次元空間にしています。お店の中は43年も経っているとは思えないほどで空気が澄んでいます。
そしてマスターの入れるこの1杯のコーヒー。
1人ひとりに心を込めて入れています。
コーヒーを入れる時のマスターは、すごい集中力です。なんか神聖な儀式をしているかのような。
私はマスターのコーヒーを入れる時のおまじないみたいな入れ方にいつも好奇心を持っていて、いろいろ聞いたりしていました。そして聖なる儀式?を写真に撮らせてもらいました。
ここのコーヒーは本当に美味しくて初めて飲んだ時に”うっ!って声を上げそうになったくらい美味しいです。
ここはすごいところなのよ~。クライアントさんにもお伝えして何人かの方々が東京からわざわざきてくださいました。
このマスターのエネルギーとこの異次元空間でも癒されます。
2012年 1月
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私は今も毎朝、JAZZのCDを掛けながらマスターがコーヒーを入れているときの言葉を思い出して真似してコーヒーを入れています。
小林 東さんにたくさんの感謝を込めて。