神々の恋・アイヌのユーカラ
こんにちは。天海 和美です。
屈斜路湖には人間が最初に生まれた伝説(ユーカラ)があります。
それは神々が恋していつしか人間が生まれました。
屈斜路湖に伝わる人間の祖先史。
ハルニレのカムイが屈斜路湖のほとりにありました。
人間がまだ誕生していない時のカンナカムイ(雷のカムイ)
ある時、カンナカムイは天空を旅していた。
カンナカムイは天空からハルニレの木を見て恋をした。
そして、いきなりハルニレの木に落ちた。
そして子どもが生まれた。
子どもは生まれたが、ハルニレは火で燃え尽きた。
イレッサムは太陽の神。
白鳥姫と結婚して、今のアイヌラックルが生まれた。
アイヌラックル、人間臭い神様の意味。
それが屈斜路湖のアイヌコタンに伝わる人間の祖先史。
だからハルニレの木をご神木として祀っている。
夕陽にハルニレの木が映えていた。
屈斜路湖とハルニレと空と大地と太陽と。
そんな話をアイヌコタンの古老が教えてくれました。