本当の豊かさを得る・宇宙と繋がるリズム
こんにちは。天海和美です。
起きることに偶然はなく、ただ拓かれた道を歩いています。天使さんたちと共に。
さて、ウエサク祭の翌日は中標津養老牛にある山本牧場に行きました。
私は牧場主の山本さんと出会ったのは4年前のウエサク祭と夏至祭の間でした。
5年前の東日本大震災の直後、山本さんの「養老牛放牧牛乳」を飲んだのがきっかけでした。
そのことは今までも何度も書いてきたのですが。
3年前からあるきっかけで映画製作をすることになり、ドキュメンタリーとして私はこの山本牧場で撮ろうと思いました。
きっかけは4年前に初めてこの牧場に来た時に1頭の牛さんと出会ったことでした。
それから映画を製作する機会に恵まれ、ずっと撮り続けてきたのですが。
ドキュメンタリーなのにすべてを見たまま聴いたままを表現することにずっと迷いがありました。
でも、今年の冬、アメリカのアラスカ州でオーロラを見た時、、、、、
もう正直に表現しようと思いました。今まであった怖れが消えて行きました。
だって今、多くの人たちが求めているのは”真実”なのだから。
人は見る角度やその人の受け止め方で”真実”が異なるものなのですが。
私は私の真実を伝えるだけでいいと思いました。だってそれが私にとっての”真実”だから。
それを今回、山本さんに伝えようと思っていました。
それで長い冬が終わり、牧草地に草が育ち、牛たちをその牧草地に今年初めて放すその日に合わせて中標津を訪れることにしていました。
山本さんと日程は相談していたのですが天候不順もあり、草がなかなか育たなかったようなので日程を遅らせてもいいですよ〜と伝えてありました。
私が中標津で前泊することは伝えていませんでした。そんなこと言ったらきっと放牧を延期しずらくなるでしょうから。
前日にも「延期でもいいですよ〜。」とお伝えしたら「いや、大丈夫ですよ。明日、予定通り放牧しますから」と連絡がありました。
山本さんの牛の育て方は冬でも外に出しっぱなしで牛を飼っているのですが冬は雪で草がないので囲った外の敷地で干し草を与えています。
でも、牛たちは囲いの外の草の成長を横目で見ながら「父ちゃん、早く生草食べさせてくれよ〜。」と言っているそうです(笑)
放牧する直前に山本さんが牛たちに「さ〜お前たち、始めるぞ〜。」って声を掛けたら牛たちが「も〜う!も〜う!」ってすごい大きな声で鳴きました。
私は「山本さん、今、牛たちはなんていっているんですかっ!」って思わず訊いてしまいました。
すると山本さんが「えっえ、え〜っ!、、、それはやっぱり、父ちゃん、早く草を食わしてくれ〜。って言っているんですよ。」と答えました。
それからゲートを解放すると牛さんたちが一斉に放牧地にどどどど〜っと駆け込んで行きました。
牛、、、走るの早っ!
長く厳しい冬が明けて、、、、ようやく生命の息吹く春になり、、、、。
すべての生き物たちが春を謳歌しているようでした。
牛たちと共に自然のリズムに合わせながら美味しい牛乳を作る。
太陽と地球が調和し、草を育て水を湧かせ、、、、生き物を育む。
土の中の目に見えない菌たちまでも揃って。
その美しい贈り物の中に私たちは生かされている。
牛が草を食べ、その温かいミルクで人間に食べ物として分け与えてくれる。
生き物にはそれぞれ役割がある。
人にもそれぞれ役割があって。
みんな繋がって支えあって生きている。何一つ無駄なものがない。
山本さんのミルクはちょっと特別な味がします。
ここはレムリアのレイライン上にあり、摩周湖のすぐ裏手にあります。
今回は特にウエサク祭の満月の時の太陽の出る場所と月の出る場所のちょうど三角の内側にありました。
山本さん曰く「今出ている草は”スプリングフラッシュ”と言うんですよ。冬から春になって最初の勢いのある草で。
特別に栄養価が高いんですよね。」と言っていました。
そうですね、、、春になって植物は生き延びようと一斉にいろんなエネルギーを出します。
それはこの”宇宙と繋がっているリズム”のエネルギーだと感じます。だから特別なのね、、、、。
すべての生き物の生殖と成長を支えるために必要なものがあると思います。
鳥も虫もみんな卵を産んで子育てしますから。
だから大事な栄養素がいっぱい、、、、、。
この時期の養老牛放牧牛乳は特別なエネルギーが入っていると思います。
とっても豊かなエネルギー。
山本さんがここの牛さんたちの牛乳をプレゼントしてくださいました。本当に一口飲むと豊かさがいっぱい詰まっていました。
ウエサク祭の最後は豊かさのエネルギーが満ち溢れた山本牧場で過ごせました。
本当に癒される時間でした。
牛さんたち、いつも美味しい牛乳を与えてくれてありがとう〜!!
*山本牧場の「養老牛放牧牛乳」はこちらから注文できます。