先住民からの伝言・地球の幹を支える

こんにちは。天海 和美です。

片付けをしていたら『人間が好き』というアマゾンの奥地の先住民の写真集が出て来た。私の大好きな本。この本は1996年に出版され私もその直後頃に買ったからもう20年も前になる。
私は元々先住民の智恵や暮らしに興味があったのですがこの本が一番好きで。


(『人間が好き』アマゾン先住民からの伝言・長倉洋海著)より

この本を読んだことからアイヌの人たちに繋がりました。

私はこの本を読んだ後にたまたま北海道の阿寒湖に旅行に行き、アイヌコタン(アイヌの人たちの集落で現在はお土産やさんとかがある)で、あるお土産やさんに入ったらそこのおばさんと先住民の話から、この写真集の長倉洋海さんの話になったと思います。

そしたらその方(アイヌの方)がアイヌの長老のおばあさんに会った方が良いと言われ、アイヌのおばあさんの家に行きました。

そこで初めてアイヌの人たちの古くからの智恵を教えてもらい感動しました。

そのアイヌの長老のおばあさんは小鳥 サワさんという方で皆さんからはフチと呼ばれていました。

フチとはアイヌの人たちの中で知恵のあるおばあさんの敬称で最高位の呼び名で誰でもそう呼ばれるわけではないそうです。

サワさんから聞いた話は私の魂に染み込んでいくようでした。

この日お土産やさんのおばさんが長倉さんにも連絡して会った方が良いと言われ連絡先を書いた紙をくれましたがシャイな私はそんな有名人に連絡なんて出来ないと、、、しませんでした。

私がアイヌコタンに行く2週間ほど前に長倉洋海さんとアマゾンの先住民の独立のリーダーであるアユトン・クレナックが阿寒湖に来てアイヌの方達に会ったとそのおばさんは行っていました。

その数週間後、テレビ番組で長倉さんとクレナックさん、そしてアイヌの長老のサワさんたちがテレビに映っていました。

阿寒湖のアイヌコタンでアイヌの古式舞踊を踊ったり歌ったりしてクレナックさんをおもてなししていました。

それから十数年して私は拠点を北海道に移し釧路のジャズ喫茶「ジスイズ」に行くようになりました。

釧路出身の長倉さんはジスイズのマスターの小林東さんのところによく行っていたようで。たしか高校生くらいから。

ジスイズのお店に長倉さんとアフガニスタンの英雄マスードの2ショットの写真が飾られていました。

マスードはとても優しい笑顔をしていました。きっと長倉さんに心を許していたからでしょう。

私は未だに長倉さんにはお会いしたことはありませんがこの写真集はとても大好きです。

この中に書かれているアマゾンの先住民の言葉を読んでいるとアイヌの長老の話と通ずる所が多々あります。

先住民の人たちは私たちに「自然と調和する生き方を思い出すようにと生まれて来た魂たちなのです。(これはわたしがメッセージで受け取ったこと)


(『人間が好き』アマゾン先住民からの伝言・長倉洋海著)より

だから彼らは原始的で遅れている野蛮な民族では無く。

私たちに大切なことを教えてくれている。

ここにも書かれているけれど「地球の幹をしっかり支えて」くれているのです。


(『人間が好き』アマゾン先住民からの伝言・長倉洋海著)より

でもね、この本にも書いてありますがアマゾンの先住民の生活も予想以上に貨幣経済に押し潰されてしまっているそうです。

でも、私はこの長倉洋海さんの『人間が好き』という写真集が大好きで見ていると自分の顔が微笑んでくるのがわかります。

彼らの姿をそのままが本当に癒しなんです。

だからやっぱり先住民の彼らが地球の幹を今もしっかりと支えてくれているんだと思います。

だって世界は繋がっているもの!

彼らが自然と調和して神々に祈ってくれているから私たちにも空が届いて、、、、

空が落っこちて来ないのでしょう。

この写真集はお薦めですよ。