どんな人にも役割はある・ある石からのインスピレーション

こんにちは。天海 和美です。

人であれモノであれ、それぞれに唯一の大切な役割があります。自分では気づいていなかったり、ある時期しか活躍しなかったりということはあるかも知れませんが、全てのものに全ての役割があります。

今日は何気ない日常からそんな事をまた感じました。

ふと外を眺めたら雪が降っていました。今シーズン初の雪景色かな〜。

すずめさんたちも雪の上で遊んでいます。

で、私たちは鮭の飯寿司を漬けて5日目になるので重石を取り替えに行きました。

かなりの重さで小さく見えますが持つと30キログラムは確実に超える重さですごいです。

飯寿司の達人はこれを77歳まで一人で持ち上げていたというからすごい。

小さい石を何個も載せる方法もあるのですがやはりこの天然石のパワーは美味しくなりそうなので石にこだわりました。

何となく縄文ぽい感じがして私は気に入りました。縄文人もきっと鮭を保存して食べていたから飯寿司作っていたかも(笑)

重石を変えるだけでも何となく美味しそうになる気がする。

みんなで手を掛けるとね。余計に美味しくなる。

ちょっとした空き時間に集まってささっと終了。

味見をしたらすごく美味しい味だったので期待できそう。

重石を軽いのから重いのに変える理由は最初から重いの載せると全体に均一に味が染み渡らないからだそうです。

で、重石をする理由は水を浮き上がらせるのと身を引き締めるためだと。それで重石を変えるタイミングも暖かい日が続いたからとか、寒くなってからとか温度に関係あるらしい。

それは鮭の飯寿司の達人おばあちゃんの勘だけが頼りなのですが。これは長年の勘なのでやってみないとそのコツはわからないですね。

そしておばあちゃんの最近の感覚では明日か、明後日くらいが良かったみたいですが、私たちは5日くらいと聞いていたのでスケジュールを空けていましたので今日やってしまいました。

しかもこんな雪の日に、、、、。朝は水で洗って綺麗にしてから載せるのですが全て外作業。雪の中冷たい水で石を洗うって、、、、

なんかそれだけでも味がピリッと締まりそう。
重石はとても大事で重石が軽いと身がひき締まらなくてぐにゃぐにゃで不味く、重たいと水分が抜け過ぎてパサパサになるらしいです。

で、重石が早いと味が染み込まないので不味いとか微妙なバランスがあるらしく、、、、。

とても興味深いと思いました。

重石は主役では無いし鮭の飯寿司だけ食べる人にとっては見ることもないですが、この鮭の飯寿司を美味しくさせるためのなくてはならない存在で、重要だなぁ、、、と思いました。

人間にもいますよね?主役でヒロインにはならないけどなくてはならない存在とか。

いつもスポットライトを浴びてキラキラ輝く人の陰には必ずそれを支えている人たちが沢山います。

だから自分の役割も誰かと比べる事をするよりも「自分の重要な役割」を淡々とこなすっていうのが大事ですよね。

それは給料の額とか役職とか地位とか関係なくね。

自分の魂がイキイキと出来るような生き方ね。

何の変哲も無い普通の石でさえ、こんなにも重要な働きをしてくれるわけです。材料をいくらいいものを使ってもこの重石がなければ不味い飯寿司になってしまう。

そう思うと樽の中に入れた後はもうこの重石次第と言っても過言ではありません。

あなたも社会の中で生きています。あなたは気づいていないかも知れないし、普段は役に立っていないと自分のことを思っているかも知れません。

でも自分の役割に気づいたら仕事にもやり甲斐が出てくるでしょうね。それには自分がどんな時、どんな役割ができるのか知ることが大切ですね。

自分にしか出来ない役割を見つけると良いですね。