自分は自分、それでいいのだ!

こんにちは。天海 和美です。

今日はお料理を作って試食してみました(笑)

私の料理はちょっと変わっていて味が薄いのと普通の作り方と違うので、多分それは他の人にとってはあまり美味しくないだろうと思うのです。

なぜならお塩がほとんど入っていない。
それに化学調味料とか〇〇の素みたいなのも使わないしドラッシングやマヨネーズ、ケチャップ、パスタソース、固形コンソメとかも使わないから。(ケチっているわけではなく素材のまま味わう方が美味しいから)

つまり素材に少量の塩、味噌、塩麹、醤油麹くらいかなー?

それで多分私の作る料理はシンプル過ぎて、人に作る時は多少変えますがたぶんおいしくはないだろうなぁ~と。それで練習することに。

先日、知人の家に行ったらいきなり私に料理を1品作るように突然言われ。
翌日ポトラックパーティー(持ち寄りの食事会)をするので私に料理を1品作れ!と。

それで私は「皆さんに食べてもらえるような料理なんて作れないし私の料理は実は不味いんです」と正直に言いました。

そしたらそこのご主人は「別に美味しくなくて良いの。他人のことなんか気にする必要ないし、人の口に合うんじゃなくて自分で食べたいものを作れば良いんだから」と言われました。

つまり「好きにして良いよ」と言うことなのです。

ま、私がみんなを驚かせるほどの料理が作れるなんて、そもそもそこの家の人たちも思ってないだろうから、、、と私は内心思った。

だってみんさんプロのシェフだから(笑)

だから私に超一流のプロの味を作れと言っているわけではなく、みんなでワイワイ集まって自然の中でバーベキューするから”なんか作っといてね”的な感じなのだと思った。

そうなると気が楽!!

私は私のいつもの料理で”自分流で良い”のだから。

それで「なんでも良いけどスープを作って欲しい」と言われたので、そうか、、、と最初に浮かんだのがミネストローネだった。

しかし買い物もしていないし、、、、材料が揃わないのでそこの家にあるもので作ることにした。

でも他人様の台所で料理なんてあまり作ったことないし、お塩はどこにあるの?とかお鍋はどれを使えば良いの?とか聞きながらやってみました。

みんなもそれぞれ自分の料理を一品作りながら台所でワイワイおしゃべりしながら料理をした。

人の家の台所でみんなで料理するなんて、、、、遠い昔、おばあちゃんの家でお正月とか、法事とか葬式とかの時以来かなー?

と言っても私は子どもだったから、みんなおばさんたちとかがやってくれていて、私はいとこたちとはしゃいで遊んでいたなーなんて思いました。

昔はみんな大きな家に住んでいて使いもしない和室がいくつも連なっていて仏間とかあって。
葬式も法事も結婚式も自宅でやっていて襖を開けるとその部屋部屋がみんなひと繋がりの大きな広間になった。

昔の農家の家屋敷ってどこもそんな感じだったと思う(私の生まれ故郷は富山県なので平均的な家の大きさで全国でも1~2の大きさ)

で記憶にあるのが精進料理で大根とか厚揚げの煮物とか覚えているけど子どもの口には合わなかったなーとか。漬物とかも無理だった(歳を取ると食べ物の好みが変わってきたけど)

そんなことを思い出しながら料理をしていました。

豪華に作ろうとかおしゃれに作ろうとかは全然思わず。

ただ自分なりに美味しくしよう、みんなに喜んでもらえたら良いな〜と思って作った。

最初にその家の主人に「自分の食べたいもの、、、」と言われたのが良かった。これで気負うことがなくなったから。

ただ塩加減だけはお姉さんにみてもらって付け加えて出来上がり。

それで翌日バーベキューのポトラックパーティーの時に皆さんに食べてもらった。

ミネストローネだけどベーコンも肉類は一切入ってないし、コンソメもチキンブイヨンも入っていない。

もはやビーガン料理だった。あ、、出汁に昆布と椎茸それにカツオでとったからビーガンにはならないね。

それに野菜と塩だけ。

たぶんビーガン料理とか精進料理で慣れていない人には味気ないと思う。

が、しかし逆にみなさんにとっては初めての体験だったらしく、、、「え、、これ本当に何にも調味料入れてないの?やさしい味で美味しい」と言ってもらえた。

最初は社交辞令かと思っていたけど20人分くらい作って、1〜2杯余った時に「あっ!私、それ食べる!」と言ってさっとお代わりをゲットしていたので、社交辞令ではないみたいだった。

しかし、私の中では「いつもよりイマイチの味だな〜」と感じていたので今日は練習してみました(笑)

私が畑で育てたズッキーニを使って!ミニトマトは母が育てたもの。

うん、今日の方がやっぱり美味しい!出汁は羅臼昆布と中標津産干し椎茸だけにしてみた。この方が素材の味を壊さないで美味しい。

でタイ料理のヤムウンセンという春雨と海老の料理も作って、ご飯は舞茸の炊き込みご飯という全く統一感のない食事になった(笑)

料理はですね、、、、手を動かしながら無心になれる瞑想なのです(笑)

何か考え事をする時は掃除とか料理をすると名案が浮かびますよ。
人から何か特別なことをして欲しいと言われたり頼まれると人は慌てます。

期待に応えよう、または期待以上に頑張ろうと思ってしまう。

人間は自分以外のものになれと言われてマネしてもそれは自分ではないし、マネし続けると苦しくなる。

それに自分に出来ないことをやれと言われても正直できない。だから自分は自分のできることしかできないの。

でも人間って自分以外のものにはなれないし自分は自分であって自分以外のものにはなれないものです。

でもそこで自分以外のもの、或いは誰かさんのようになろうとすると苦しくなります。

自分が自分であることを肯定する、受け入れる、開き直る(笑)
どちらにしても自分でしかないのです。

自分は自分、「それでいいのだ!」←バカボンのパパ