山の中でたぬき出会い保護したら、、、
こんにちは。天海 和美です。
一昨日、釧路湿原の近くの山の中で1匹のたぬきに出会いました。
それまでたくさんのキツネに出会っていたのにたぬきだったので写真を撮ろうとしました。
でも逃げる様子もなく何となく様子が変なので車から降りてみることに。
全然逃げないし動かないでじっとしているのです。
まだ子どものたぬきみたいでした。
たぬきに色々話しかけて理由を聞いても話してくれないし、どんな状態かもわからない。
どうやらケガをしているみたいでした。
それで保護して野生動物保護センターに連れて行くことにしました。
大きなビニール袋に包んでも逃げる様子もなく、じっとしていました。野生のたぬきをこんなに間近で見たのは初めてでした。
車の中に入れて寒いからタオルで包んであげました。全然動かなくてじっとしていました。車に轢かれて骨折したのかな?とか思いました。
なんか骨折、、、、かなり辛いので痛いとかも口にできないほど痛いんじゃないか?このたぬきさん、、、と思いました。
北海道は野生動物がたくさんいて私はそれを見るのが楽しみなのですが(この地球でたくさんの動物たちと共存しているというのが嬉しいというか)
でもキタキツネはよく見ますがエゾタヌキはほとんど見たことがないくらい珍しいのです。
エゾタヌキを保護してからすぐに野生動物保護センターに電話しました。そしたら休日なので留守番電話になっていて猛禽類保護センターに電話をかけ直すようにアナウンスがありました。
すぐに猛禽類保護センターに電話すると凄い迷惑そうな感じで「うちは猛禽類だけだから管轄外なので警察に電話して」と言われました。
ここのセンターは同じ部屋にあってただ場所が違うという扱いだけで本当は同じ場所にあるらしい。しかし対応してくれず何度か食い下がりましたがダメでした。
その後獣医さんなどにも友人が連絡してくれましたがダメでした。
タヌキは害獣に指定されていて駆除対象だそうです。(その後ネットで調べましたが詳細は出てきませんでした)
仕方なく連れ帰り翌日野生動物保護センターに連絡することにしました。
段ボール箱に入り寒くないように物置の中で寝ることに。
友人がお水と食べ物を少し置いてくれました。
しかし、翌朝、たぬきは死んでいました。
なんだかとても悲しくなりました。エゾタヌキは農家でいたずらするから駆除対象になっているらしいのです。
通常は木の実とか昆虫とかヘビとか食べているそうなのですが。
タヌキは日本(北海道、本州、四国、九州)とお隣中国、韓国くらいにしか生息していない動物で世界的に見てとても珍しい種なのです。
かつて北海道にいたエゾオオカミは明治時代の開拓と共に絶滅させられました。
どんな動物も生態系の重要な一つなので一種いなくなることで生態系のバランスが崩れて自然の崩壊が起こります。
世界中でオオカミは絶滅あるいは絶滅寸前なのですが、そのことにより草食動物が爆発的に増え森林破壊が起きたり貴重な植物が全滅したり砂漠化が起きたりしています。
なのでタヌキがいなくなると例えばヘビが増えるとか虫が大量発生するとか起きるわけです。
野生動物保護センターは特別天然記念物であるタンチョウとかオオワシとかそういう動物は保護するみたいですがそれ以外の野生動物は保護しないらしい、、、、。
さっきネットのニュースで犬や猫の殺処分が年間10万件以上行われているからやめよう!という記事がありました。人間の都合で捨てられたり殺されたりするペットは可哀想だと思う。
でも私たちの知らないところで多くの野生動物が殺されているのだろう。
野生じゃなくてもね。
エゾタヌキちゃん、結構可愛い目をしていたのですよ。
でも、死んでしまうとね、、、、なんだかな、、、って。
もっとなんとか出来なかったのかなぁ、、、って思ってしまいます。
というわけでここ数日、動物の命と人間の関わりについて考えさせられています。
私だって知らない間に動物を犠牲にしていると思うし。
ダウンジャケットとを着ているし、それは羽毛が入っていてそのフードの周りには毛皮がついているし。
羽毛布団を着ているし。
革の靴やバッグもあるし。ソファーも皮だ。
肉食はしないけどいくらやタラコ、魚は食べている。
化粧のブラシは大体はリスの毛でできている。
シルク製品はカイコを殺して糸を取っていますからね。命と引き換えなわけです。
ウールやアルパカ、ヤクは毛だけ頂いているからかろうじてセーフかな。
ん〜、生きるって他の動物をかなり犠牲にしていると思うので無駄にしないで長く大切に使うようにしたいと思います。
今、私はちょっとタヌキロス。
明日はバレンタインデーなのでたくさんの愛のエネルギーを受け取ろうと思います。
バレンタイン愛のヒーリングはもうすぐ締め切りです。