私たちはすべて繋がりあって支え合っているそれを感じるだけで幸せな気持ちになります・森は生命の源
こんにちは。天海 和美です。
このところ私は自分を「楽しませる、喜ばせる」には何をしたら良いかしら?って考えます(笑)
自分にもっと必要なのは自分を楽しませたり喜ばせたりすることだと最近思っています。
頑張ることとか一生懸命やることとか我慢すること忍耐、自己犠牲などはたくさん学んだし得意になったので(笑)
それ以外のものにチャレンジしたいと思っています。
それで「内なる創造性」と「活力」を発揮させるために毎週2回の散歩、自然の中に出掛けること、楽しいことをすることという人体実験中です(笑)
今朝は朝4時起きで釧路湿原にお散歩に行きました。
お散歩なんて言ってはいけませんね。本当は本格的な湿原トレッキングなのですから。
釧路湿原の特別保護区に入るのは環境省の許可を持ったガイドと一緒じゃないと入らないのでもちろんガイド付きです。
タンチョウさんたちも夜明けと共に目を覚ましました。
私は夏はいつも日本にいないので夏の朝のタンチョウさんたちは新鮮でした。
タンチョウさんたちの群れを見ているだけで自分は「おとぎの世界」に入っていることに気づかされます。
不思議な国のアリスになったような気分ですね。
アイヌ語でタンチョウのことを「サルルンカムイ・湿原の神」と言います。本当に見ているだけで心が洗われるような気持ちになります。
この美しい湿原の神たちは、当然湿原が無ければ生きていけません。水鳥なのですから。
湿原にはたくさんの水があることで湿地を維持できますが最近は湿地の水も減ってきて川の水位も下がってきたそうです。
湿原の周りの森林が大規模に伐採されて森が無くなってきたので水を天然のダムの働きをする自然林にキープできなくなっているからだそうです。
釧路湿原の周りには小高い山々が連なっています。その山々の下には水の溜まる「地塘湖」というのがあります。
地塘湖(ちとうこ)は周りの山々から森の養分を集めた水が溜まっているところです。見た目は茶色い池か沼に見えます。
その色はたくさんの養分を含んでいるので茶色く一旦そこに水が溜まり湿原へ少しづつ流れていきます。
その養分をたくさん含んだ水が湿原の植物に栄養を与え、昆虫や小魚、微生物に栄養を与え、それを野鳥たち、タンチョウたちが食べて繁殖するという生態系を保っています。
そしてその湿原の栄養素と森の栄養素が加わって釧路川から海へと流れ、その養分で海の魚たちや貝が育ち豊かな漁場になり私たちの食生活は支えられてきました。
ですから森があるというのはすべての生き物たちの生きる源になっていて、生命の源はすべて山の森で作られ、すべての生物の命を支える根本になっています。
しかし、その大切な湿原の周りの山々の森が最近、全部切り倒され禿山になっています。
切り倒された木はトイレットペーパーやティッシュになるチップやバーベキュー用の炭とかにされています。
50年も60年もかけて育った木が一瞬のうちに捨てられてしまいます。
もちろん木の寿命もありますから切って、生活に役立てることは大事です。
でも私たちの今の生活は何でも使い捨て、安いものを買ってドンドンと捨てる生活をここ何十年もしてきました。
もし使い捨てではなく何度も使えるものに生活を変えていったら?そんなに急激に森を切り倒さなくても良くなると思います。
例えばキッチンペーパーを使わずに布のフキンにして汚れたら何度も洗って使うようにするとか。
その布のフキンさえも古くなったパジャマとかTシャツとかをハサミで切って使えば良いし。
使い捨てじゃなくても工夫したら良いのです。
それと100円ショップに行くと、つい何でも100円だからと言って余計なものを買ってしまいませんか?
あの木の製品が100円だなんて安すぎだと思います。無駄なものを買って捨てていませんか?
エコな生活をするのに難しいことはないのですが。
まず何かを買う前に「これは自分に本当に必要か?これは自分を本当に幸せにしてくれるものか?」と考えてハートに聞いてみることです。
安くても必要でも自分を幸せにしてくれるもので無ければ安く買っても意味がないのです。
それが本当に安くても自分を幸せにしてくれるものかどうか?が大切なんです。
そのモノにはすべてエネルギーがありますから作った人も売った人も買った人もみんながwin-winである事が大事なのです。
使っている人をこき使って奴隷のように働かせて安い賃金で長時間働かせる、あるいは何十年も掛かって育った木をただ同然に安く買い叩いて日本に持ってくる(100円ショップの木製品はほとんど熱帯雨林の柔らかい木)そんなモノで渋々苦しさから作られて搾取された物はエネルギーがあまり良くありません。
ですからフェアに作られたものであり、それに応じた金額であり、育てた人も使った人も売った人も買った人もみんなが幸せであるのが当たり前なのです。
なので森を守りたい、地球のためになることをしたいけど自分は何をして良いのかわからないという人は。
“まずは自分の生活の中での使い捨ての考え方を変える”ことです。
そして消費に対する見方を変えることです。
ものを何か買うとき特に食品はエネルギーがダイレクトに自分の生命と繋がっていますから知らない人が作るものより知っている人から買う方が良いです。
近所に知り合いの農家さんがいなければ宅配で送ってもらえます。送料が掛かったとしてもお得で安心安全です。
それに自分のエネルギーに合った人から買う事ができますからね。
話が飛躍してしまいましたが。
そんな湿原の生態系、私たちの食料、水、気候とも直接繋がっている森の話でした。
今日は散歩がてら4年前に釧路湿原の森を再生しようと植林をした場所を見てきました。(森の子どもたちのマザーツリーになるプロジェクト)
そしてそこに土や水の微生物を活性化させるバクチャーというのを撒いてきました。
これで森の子どもたち(苗木)が元気に育つように土の微生物を活性化させるのです。
森が元気になれば森は私たちを直接的にも癒してくれます。
この苗木たちもずいぶんと背が高くなってきました。
大きくなって美しい花を咲かせ実を付けるのを楽しみにしています。
そんな訳で私にとってはとても意味深い「お散歩」に行ってきました。
そして今、こうして地球で生きていることはすべて奇跡だな、、、って改めて感じました。
こんな美しい地球に住むことができて幸せだと思いますし、ずっとずっと美しい地球であって欲しいと思います。