親に愛されなかったというインナーチャイルドの想いと働くママの苦悩

こんにちは。天海 和美です。

『女性の結婚と子育て』シリーズのつづきです。

先日、対面セッションをしていてクライアントさんの年齢を聞いてその頃の自分を思い出しました。

私が人生で最も過酷で大変だったなぁ、、、、(苦笑)

仕事のストレスから心臓の不整脈が出て立っていられないくらい苦しくなり受診したり、人生で初めてギックリ腰になり立てなくなり、治るか治らないかで働かねばならず、またすぐに立てなくなるというのが続きました。

全ての責任を自分一人で抱え込もうとしていました。周りの人に迷惑をかけてはいけない、私が周りの人を支えなければ。(バカよねぇ〜)

みんなに苦労をかけてはいけない。親に心配かけてはいけない、子どもをちゃんと育てなくちゃ、良いお母さんにならなきゃ、良い妻にならなきゃ、いい経営者にならなきゃ、社会に貢献しなきゃ、、、、そんな「ねばならない」しかない人でした。←ホントバカよねぇ〜。

それはちょうど子どもが幼稚園に入学すると同時に夫とクリニックを開業した年でした。私は夫を頼らず(頼れなかった)、夫を過保護にしていたと思う。イヤだなぁ〜恥ずかしいけど告白。

頑張り過ぎて心も体も壊れましたね〜。そして子どもには負担かけたなぁ、、、って今でも思う。

仕事で会社や外で働くママも大変ですが「自営業の母」は更に大変です(苦笑)

農家の嫁とか夫婦で寿司屋とかレストランとかロッジとか家族経営の自営業も含めてね。それに新規の起業とか。みんな大変。休みなんて無いですからね。毎日朝から晩まで仕事があるのですよ。

労働時間も長いし、収入もばらつきがあるし。精神的にも負担は大きい。

クライアントさんのセッションをしていてインナーチャイルドが一番キツいのが自営業の家に育って大人になった人。子ども時代に構ってもらえなかったからね。

それでお母さんが店とか農家の仕事とかやらなければお父さん一人では成り立たないですからね。

そこに舅、姑がいたりすると働き手はあったとしてもお母さんの目や意識は常に姑、姑になんて思われるか?って所にかなり意識がいくので更に子どもとしては辛いです。

お母さんはいつも他者からの評価を気にしているとビクビクしていたり、子どもに厳しくなってなってしまったりします。

子どもはインナーチャイルドを抱えたまま大人になってしまい、今も苦しんでいる人結構います。(ほとんどの場合はそんな原因なんて気づいていませんが)

実際、子どもが小さい頃って親も若い(笑)20代半ばから30代半ばくらいまでが多いと思う。だから親としても経験不足だし未熟だし、お金もあまり無い(ほとんどの場合は)

それで自分たちの仕事を確立するまでは本当に死に物狂いで働くのよね。毎月お金のやりくり大変だったり、借金の返済が沢山あったり、仕事が軌道に乗らなかったり。とにかくお金が無くて不安だらけ。

妻は自分がやりたい仕事じゃなかったのに夫を手伝う為に自分のやりたい仕事も辞めてしまったりとかね。

それも子どもを育てるためなんだけど(子どもにだけは苦労をかけたく無いって思うから)

子どもにとってはそんなことより自分のことだけ見て欲しいし、構って欲しいですからね。

で、子どもながらに「良い子」でいよう、ママに可愛がってもらえるように勉強しよう、自分の意見なんて言わないでママが何を望んでいるか察知する。そのうち他人目線ばかりを気にして生きるようになる。

頭でわかっていてもインナーチャイルドは「癒され」ないとどうにもならないのです。理性では乗り越えられません。そこが難しいところです。そして時間も掛かります。

人生でいろんな問題が次々起きる(特にパートナーや身近な人との人間関係)はここを癒さなければ何も変わりません。

逆にいうとインナーチャイルドを“癒すと人生がまるで変わって生きやすくなります”。信頼できるし。

そんな訳で、お母さんと子どもからの両方の目線ですが『女の一生』って色々あるんですよね〜。

それではまた。