高野山・ゆるしと癒しの神聖な場所
こんにちは。天海和美です。
いよいよ本命、高野山です。何が本命かって1200年の悠久の時を超えての”ゆるしと解放”のためだからです。
私たちがなんのために来るのかなんて本当はよくわからないのですが、ただ魂はビクトリアさんと私とそしてそこへ行くことをコミットした人たちが導かれて行くのだと感じていました。
ビクトリアさんは長いこと、、、何十年も京都の親鸞さまのお寺に行くことが夢でした。
でも、私はビクトリアさんとは高野山に行かなければならないと前から感じていました。
特に何かを話すわけではなく、それぞれが自分の感覚で感じ、気づくことが大切にしたいと思っていました。
親鸞さんのお墓は高野山にあります。そこに皆さんと一緒に行きました。
言葉はいらない、、、ただ祈る、、それだけで良い。どの宗教、どの宗派とか関係なくね。
空海の言葉で「悟ることは難しいことではない。ただ、この教えに辿り着くことが難しいのだ。」と言うのがありました。
確かにそうだと思います。自分の宗教だけが正しいとか、自分の神様だけが神様で、他の宗教はみんな邪教だと思っていたら他の人の価値観には耳を貸さないから。
だけど太陽は毎日等しく昇り、1日は誰もが平等に24時間で宇宙の真理は誰にも平等のはず。
自分のエゴを捨てたら何か、別の世界が見えて来るのだと思う。
誰も何も指示せず、教えず、それぞれが自分の中でその答えを見つけることができる。
そんな深いワークショップでした。
私たちは共に分かち合い、喜び合い、静かに空海の教えのエネルギーの中にいました。
初めてワークショップに参加された方も楽しくてワクワクしてなんだか今までの自分と違う自分になれそうな気がするとか、小さなことでくよくよ考えてばかりいたけど、もうそれはいらないと気づいたとか、自分をもっと大切にしても良いんだと言う言葉を聞いて涙が溢れた、、、と言っていました。
たった1日という短い時間でしたがミラクルなことが起きる高野山でした。とてもとても深い気づきと学びと癒しの時間でした。
高野山の奥の院は全てが撮影禁止で写すことはできませんでしたが、その聖なる空間にいる時は本当に異次元の世界でした。
私は高野山の奥の院の空海が入定した最も聖域の場所でお祈りをしたあと短い瞑想をしていました。
そしてその時、私は「さて、私たちはようやくここへ来ました。何をすればいいのでしょうか?」と訊きました。
その時私の中に「ここへ来たことですべてがゆるされる。それを同意したから来れたのだ。特に何もする必要はない。ただみんなで楽しみなさい。」と聴こえました。
私は「じゃぁ、楽しめばいいんだ。」と思いながらも長い時を超えてようやく来れたという気持ちと、ここの神聖な空気で癒されて胸がいっぱいになっていました。
すべての祈りや祈祷の場を終えて、少しほっとして奥の院を後にしようとしたその時でした。
ビクトリアさんが私に何かを言いたげに近づいてきました。私はビクトリアさんもきっと素晴らしいメッセージを受け取って感動しているのね。
そしてそれを私にシェアして感動を伝えたいのね、、、、。と期待に胸を膨らませながら頭の中のスイッチを英語モードに切り替えました。
私に近づいてきたビクトリアさんは私の側に来て耳打ちするように、、、、
「わみ、、、実は、、、、あそこ、、、、見て」と言って指さした方向を見ると、、、、。
彼女は奥の院のすぐ横に止まっている軽トラを指さし「軽トラがあるわ!」って言うのです。
私はえ~~~っ!!と驚きのあまり絶句して目が点になって固まってしまいました。私の全細胞も思考もすべて神聖な感動に包まれていて感動の余韻に浸っているその瞬間に、、、、。
ビクトリア!なぜ?!そこ~~っ!と叫びたくなるような衝動にかられましたが、次の瞬間に大爆笑しました。
だってこんな神聖な場所で感動に浸っている時に軽トラを見て「可愛い!」とか思わないでしょ!フツー!
あ、あ、あ~まさにさっき言われた通り「楽しみなさい。」って言われたことがすぐに顕現したんだな、、、、と思いました。それをみんなに伝えて一同、大笑い!
北海道で軽トラにはまって以来、どこに行っても軽トラを見つけると必ず指さして私にいちいち言うのです(笑)
そんな訳でとても楽しい癒しと気づきの高野山のワークショップになりました。
*写真を撮ってくださったさとうみきさんに心から感謝いたします。