異常気象・災害で一番心配なことへの対応は?

こんにちは。天海 和美です。

九州で大雨があって大洪水になったようですね。現地の皆さまにお見舞い申し上げます。

先ほど読んだ海外の記事にはグリーンランド(北極圏がほとんど)で気温が急激に上がり永久凍土の上の氷河が一気に溶け出しグリーンランドの45%に当たる表層部が溶け出し20億トン以上氷が溶け、面積にして日本の国土の3倍近くが溶け出したそうです。

これによって海水に大量の淡水が流れ込み、海洋生物の生態系が変わってしまうと魚がいなくなったり、卵が死んだり様々な弊害が起こり得ます。

それとヨーロッパの気温が40度を超えてしまうかもしれないと。北極や南極の氷は地球を冷やしてバランスを取る役割をしているので両極から氷がなくなると、地球全体が猛烈に暑くなると言われています。(先ほどパリ在住のクライアントさんが今日は気温が35度だったとおっしゃっていました)

アラスカでも先日は高温注意報が出ていて山火事が多発していたり、氷河が大量に溶け出す恐れがあると警告していました。

何万年もかかってできた氷河が一気に溶け出すと海の水が多くなって南の島々は水没したり日本の海岸線も無くなるところが多くなり内陸部まで海が来てしまうので海のそばにある家はとても危険になります。

私が地球環境保護活動を始めたのは1995年からなのでもう24年にもなります。その時に科学者が警告していた予想よりもはるかに早いスピードで今地球上に異変が起きています。

私は2001年に東京国際フォーラムという大会場を借りて地球環境の講演会を主催したことがあります。

その時NHKから「未来の地球はこうなる」というような温暖化が進んだ時に起こりうることがCGになっている映像をお借りして巨大プロジェクターをSONYから借りてきて講演会をしたことがあります。

当時はまさか!!と思えるような内容でしたがその映像が作られ放映されたのは10年くらい前のことでした。

そして今、その予想をはるかに上回る勢いで世界中で異常気象が起きています。CGよりもはるかに激しいヤラセみたいに見えますが現実に起こっている状況です。

気候変動を落ち着かせ安定させるためには森が必要ですし、気をたくさん植えて緑と土を回復する必要があります。

でも木の成長は間に合わないかも知れないですが何もしないよりはずっといい。

そして異常気象になって一番困るのが食料の不足です。
日本の食料は39%しかありませんから100人中39人が生き残れる計算です。

今はほとんどが海外からの輸入に頼っています。大豆、小麦、蕎麦は95%くらいが輸入です。

鶏肉豚肉卵牛乳は国産が多いですがそれらのエサは95%くらいが輸入で遺伝子組み換え食品です。

昨年は干ばつでオーストラリアの小麦がダメになったりしました。フランスやオーストラリア、カナダ、アメリカなどは食料自給率が120%〜200%という国なので輸出できますが異常気象で不足したら輸出するどころか自国内の消費で精一杯になってしまいます。

となると日本に食べ物を譲ってくれる国はあるのでしょうか?

人間、一番大事なものは空気、水、食べ物がまず最初です。
武器が何百兆円あっても食べられません。車もテレビもブランドバックも食べられない。

お金だって食べられません。ただの印刷された紙にしか過ぎないのですよ本当は。もしかすると通帳に印刷されているただの数字だけかもしれない。

なので異常気象でもっとも重要なのは「食料」だと思います。

それは自分で作るのが一番大事。畑がなければ市民農園とかも借りれます(東京でさえある)地方に行けば耕作放棄地とか高齢になって畑はもうできないという方からお借りすることもできます。

若者は都会に出て行き誰も継ぐ人がいないというところだらけ。

私のブログを読んでいるクライアントさんはもう何人もの方が東京から電車で山梨や長野、千葉などに畑を借りて家庭菜園を始めたり、援農で農家に行って手伝ったりしている方たちがいます。

通うのは大変だけど癒されてるし身体が元気になってきたと皆さんおっしゃいます。

私も東京から北海道の鶴居村の畑に通っています(笑)東京にいると畑のことが気になるし、早く行きたくてしょうがない(笑)

行くと疲れる、大変、、、ではなく全く逆です。

癒されるし元気になるし心の底から笑えてくるんです。

仲間と一緒にやるのも楽しいですし、一人で黙々と土と向き合うのも楽しいです。もちろん野菜ができた時は本当に嬉しい。

畑までは借りれないという方はベランダ菜園をやってみてください。プランターにハーブやトマトの苗を植えるだけでも良いと思います。ベランダがなくても鉢植えも出来ます。

まずはやってみる!!というのが大事です。

自分で作れないという方は無農薬野菜や自然栽培をしている農家さんから直販で送ってもらうと新鮮で美味しいです。

自然のもの、旬なもの、無農薬のもの、野草やハーブを食べていると身体が健康になってきますから異常気象にも乗り越えられる体力がつくと思います。

だって私たちの身体は食べたものによって細胞が作られているのですから。

私たちが身体に良いものを取り入れてあげたら細胞は元気になっていきます。

私は自然栽培で野菜を使っていますが、本当に腐らないんですよ。11月初めに収穫したビーツがまだ冷蔵庫の中で元気です(もったいなくて食べられないの)

このところ連日の異常気象と災害のニュースが続いているので食べ物の視点から書いてみました。

他にも色んな方法があります。まずは異常気象への対処法とサバイバル法。

そして持続可能な、、、、子どもたちがずっと幸せに生きていける地球に今、私たちが変えていかないと、、、と思います。

できることからやっていきましょう。もう時間がないから。