自然界に無駄は何一つない・生命は循環している、そして私たちもその中で生かされている

こんにちは。天海 和美です。

今年は雨が降ったりほとんど曇りで梅雨がないはずの北海道なのにお天気はスッキリとしない日がほとんどでした。

昨日畑に行ったらケールがほぼ全滅に近いくらい食べられていました。

たぶんカタツムリ🐌 雨と曇りばかりだったのでカタツムリが大繁殖したようでした。

今回もカタツムリを手で取っていたのですが。ふと思ったのはこれだけ全ての葉っぱを食い尽くすにしてはカタツムリが少ないな、、、と。

それで私は思いました。畑の周りにはたくさんの野鳥たちがいていつも囀りが聞こえてきます。(春先に種を植えていた時は私の周りで野鳥たちが土を掘って虫をとったり遊んだりしていました。その後繁殖の巣ごもり)

だからカタツムリが大量発生して葉っぱを食い尽くしたのなら、それをきっと鳥たちが珍しいご馳走(エスカルゴ?)と思って喜んで食べたんだろうな〜と。

カタツムリは梅雨時の雨の時期しか繁殖できなくて梅雨時に雨が少ない年はカタツムリの数が激減するんです。

そう思うと数年に一度くらいカタツムリたちが大繁殖したとしてもいいんじゃないかな?と思えました。

そんな年もあるよね、、、みたいな。カタツムリ増えていいよ的な(笑)

今年のケールはカタツムリ🐌のレストラン?のためだったのか?

それで鳥たちが子育て期にお腹いっぱい雛たちに餌としてカタツムリをあげられたらそれはそれで良かったと。

そしてその雛たちが育って大きくなるし、アオダイショウ(うちの納屋に住んでいるヘビ)の子どもの餌にもなる。

キタキツネの子どもの餌にもなる。フクロウやオジロワシの餌にもなるわけで。

その『動物たちが森を育てている』わけで。

その森のおかげで私たちは酸素も吸わせてもらって、二酸化炭素も吸収してもらって、水まで作ってくれて、自然のダムにまでなってくれて洪水を起こさないようにしてくれて、キープした水を少しづつ川に流してくれて、山菜や木の実まで育ててくれて、木陰も作ってくれて、トイレットペーパーにまでなってくれている。森ってすごいなぁ。

と感動。

同時に鳥やリスやヒグマやフクロウが森を作っている。

だからね、今年の畑のケールはカタツムリたちに食べてもらうことにしました。

もちろん殺虫剤なんて撒かないし、もう駆除もしない。

私も前にカタツムリ食べたことあるから(フランス料理で)だからたまにはカタツムリの為にご馳走をあげることにしました。

私もその生態系の一部だからね。

で、鳥さんたちにも喜んでもらって、そして森に返してもらう。

そう思うと「今年の畑はカタツムリに全滅させられた!」という被害者意識から

「今年初めてケールが食べられのよ。そしてカタツムリが大繁殖して鳥たちのレストランになって。

森のみんなが喜んで、森が私に生きるエネルギーをあたえてくれたんだよね。2020年は。」ってことになる。

昨日、畑でレースみたいになったケールを見ててね。そう思ったの。

カタツムリが大繁殖なんてこんな雨の多い年しかできないもんね〜って。

私の畑にね、鳥たちがいっぱいくるからね。喜んでくれただろうなぁ〜って一人で想像してたらおかしくなってきて、一人で笑ってしまいました。

自然界に無駄ないですからね。きっと何か大きな大切な理由があるに違いないと思いました。