自分さえ我慢したらうまくいくと思っている人へ・それは自分を崩壊させる
こんにちは。天海和美です。
世の中にはどんなにひどいことをされても「自分さえ我慢したら周りはうまくいく」と思っている人がいます。
家族や周りが幸せになるためには嫌なことがあっても理不尽でも例え暴力を振るわれようとも自分さえ我慢したら全てがうまくいくと思っています。
逆に自分がそれを嫌だと拒否したり、誰かの言う通りにしなかったり、逃げたら全てうまくいかなくなると信じています。
そういう人は子どもの頃からずっとそういう生き方を何十年もしてきました。つまり良い子から良い人になって生きています。
良い人ほど実は「自分の心と体を浄化する必要」があります。
一見、化学物質や農薬や添加物など体に毒となるものを食べているとか、汚染された空気や水を飲んだりしているからと思うかもしれません。
もちろん食べ物の汚染物質や発ガン物質も体に蓄積されていてそれを浄化、デトックスする必要があることは多くの人たちが気づいていることです。
では、ネガティブな感情はどうでしょう?「えっ?ネガティブな感情って体に溜まるの?」って思うかもしれません。
実はネガティブな感情こそ、体に蓄積し様々な悪影響を与えます。
むしろ食べ物の汚染よりもひどいかも知れません。考えてもいないし気づいてもいないので溜まっているものが多いです。
その一つに「怒りのエネルギー」があります。
しょっちゅうブリブリ怒っている人とか、すぐに怒りを顔に出すとか、八つ当たりするとかそう言う人は意外と溜まっていません。
むしろ問題なのは日頃から「良い人」「優しくて穏やかな人」「思いやりがあって人に気遣いできる人」「我慢強い人」などです。
こう言う人たちは日頃、怒ったり、感情剥き出しになることはありませんし、むしろいつも笑顔だったり、ポジティブだったりします。
それはとても良いことなのですが、実は本来なら怒るべきことが起きても「怒らずにそれを抑え込んで」しまいます。
一見我慢強くて、立派な態度に見えますが、それは必ず他への攻撃となって現れます。
自分より弱いものに当たり散らしたり(無視するとか)、お店の人に対してクレーマーになったり、子どもに当たったり。
エネルギーは必ず何処かへ行ってしまいます。そして外に出さない場合は自分に対してその攻撃は向かいます。
怒りのエネルギーを一切、外に出さない人は自分の内側にどんどんと溜め込んでしまいます。
当然、心の中に仕舞い込んでいきますから潜在意識の中には怒りがいっぱいになりいつか爆発します。
爆発しなくても体の症状となって現れます。
怒りのエネルギーは、細胞の一つ一つと一緒になって自分の肉体に抑圧され、蓄積されていきます。
それが病気となって現れます。
それでも気がつかずにずっといるといつかは自分の肉体を殺してしまいます。
本当は他人に向けての怒りですが他人を殺すことはできないので、いつしか自分を殺すまで追い込んでしまいます。
意味、わかりますか?
怒りを抑圧すると言うことがどれだけ自分に対してのひどい行為であるかと言うことです。
もちろん他人に対してそんなことはできませんから自分のことを精神的、あるいは肉体的病気に追い込んでしまいます。
もし、自分の体調に何か不調がある時は自分の体に問いかけてみてください。
怒りを抑圧する人の多くは「怒ってはいけないんだ」と思い込んでいます。
その怒りがたまっていますが、良い子、良いひとをやってきた人は小さい頃からの怒りのエネルギーを抑圧したままになっています。
怒りは抑圧して抱え込むものではなく、解放する、手放すべきものなのです。
怒りは爆発させるものではなく「手放すこと」
怒りを抱え込む人は実はとてもよく頑張って生きてきました。何があっても耐えて「自分さえ我慢すれば良いんだ」と思っています。
しかし、それは違うのです。相手には相手の学びがあって自分には自分の学びがあるのです。
それをすべて我慢すると言うことでは無いのです。
自分が我慢すればするほど、相手はひどくなっていくのです。
なぜならそれが当然と思うようになるし、あなたにはそれで良いと思うようになります。
あなたが唯一すべきことは「自分の想いを伝えること」であり、意思表示することなのです。
怒りを感じることは悪いことではありません。しかし表現の仕方が大事です。
抑圧することで「自分さえ我慢すれば、、、」ではなく、きちんと伝えること。
感情をぶちまけることではありません。(怒りを解放するワークをするのが一番安全)
それはまず、自分の中に「怒っている」と言う感情を見ることが第1のステップです。
自分が怒っているんだとか、あの時の怒りの感情があったんだとか「ありのまま見る」ことです。
そしてそれを確認することです。
そして自分が「怒っていると言うことを認める」
抑圧するのではなく、まず感じてありのまま見つめることが大事です。
不快、いやだ、したくない、などの感情をありのまま感じていい。
それを抑圧しなければとか、表に出すことに罪悪感を感じる必要はないのです。
ただ、、、ありのまま見るだけでいいのです。
そして、それを手放す。
抑圧ではなく、ありのまま見ること、眺めること、そしてそれを手放します。
なぜなら怒りのエネルギーは持ち続けていると前述したように危険だからです。
相手に向かうことより自分に向かうことが危険であり、自分を攻撃してしまいます。
それが自分の免疫も攻撃してしまいます。
怒りの抑圧は自分に対して向いてしまうことだからとても危険なのです。
自分の免疫系を攻撃するとあらゆる病気を引き起こします。
まずは自分が怒りを抑圧していることに気づくこと。
ずっとずっと蓄積している自分の体と心を労ること。
自分を悲しませないこと。
自分を追い詰めないこと。
自分を「ゆるす」こと。
もしできなければ、できるところからやること。
自分をリラックスさせること。
自分を喜ばせること。
自分を自由に解き放つこと。
自分を癒すことを自分に許可すること。
自分を大切にすること。
自分を愛すること、、、、。
まず原因に気づき解放すること。
それは病院に行っても薬や手術では治らないから。
もし、身近に信頼できるカウンセラーやヒーラー、長老、メディスンマン、シャーマンがいたら会ってみてください。
自分ひとりでなんとかしようとしないで。
誰かにサポートしてもらうことも大事ですから。
古い自分を浄化することで、本当に生きたい自分も見つかりますし、実現できますから。
この話は続編があります。