女の一生・母親と子どもの関係

こんにちは。天海 和美です。

昨年から見続けて来た”This is us”(ディス イズ アス)という長期のテレビ番組が昨日ようやく見終わりました。(amazonプライムビデオの無料番組)

見始めたきっかけは偶然というか、何かの弾みでクリックしたものと思われます。

結婚して数年の夫婦が出産するところから始まりその子どもたちの成長と夫婦愛、家族とは何か?というテーマでした。主人公はレベッカという女性で彼女がある日1人の男性と出会い、恵まれた相手よりお金は無いけれど誠実で優しい男性と恋に落ち、自分の夢を追いながらも結婚を選び家族を作っていくというストーリーでした。

最初は臨月のところから始まり、出会いや結婚に至るまでのストーリーはかなり後になって出て来ます。

私はこの物語を見ながらブログネタとしては最高だな、、、早く書きたいな、、、と思う衝動を抑えつつ(笑)最後まで見てからにしようと思いました。
やっと終わった〜。

どうしてブログネタにしようと思ったかと言うとあまりにも「人が生きていくプロセスの中で起きることが現れている」からです。

そんな訳でこれからはこのドラマから書いていこうと思います「全くの他人の話の方が客観的に見られるから」です。

人生って生きているといろんなことが起きるし、家族って必ずなんらかの課題が出て来ます。

それは子どもの立場としての経験もあれば、親になってからの立場として出てくる場合もあります。

どんな最悪の状況であったとしてもそれは長い人生の一つのプロセスにいるだけで。
いつかそれは解決するか、乗り越えられるか、持ち越すか(来世とか)そう言うことなのだと思います。

面白かったのはレベッカ(母親)とその夫ジャック(父親)の幼少期の家族関係、子ども時代の思い出が出て来て、最後に人生が終わるところまでの長いストーリーなのです。

レベッカの家は裕福な家庭ですがお父さんはすぐに怒鳴ってお母さんはいつも着飾って美しいのですが夫の顔色を伺いながら家族のために尽くす完璧な母親。
子どもの頃からレベッカはお母さんにいつも完璧になるように必ず一言言われて「自分はダメな子」と自己価値感が低いのです。
ところが自分が母親になると娘には無意識で母親と同じことをしていることに気づかない。
娘は反抗期から40歳くらいになるまでレベッカに反発し続ける。

みんな子ども時代のことが嫌で親のようにはなりたく無いと思っているのに無意識に子どもに対してやってしまっているのです。

レベッカは娘のことをとても愛しているのにずっと反発されて何十年も苦しむ、、、、。
それってまさに自分と母親の関係と同じだけれどそのことには気づかない。

それを見ていると子どもとしてのレベッカの体験も共感できるし、母親となってから無意識でそうなってしまうレベッカのこともよくわかる。

クライアントさんを観ていると今の状況に影響しているのは自分と母親の関係。そこがまだ癒されていないことがほとんどです。
レベッカもまさにそうで、、、母親が家に来ると言うだけで何週間も前から緊張する。

時代背景もあって昔の女性たちはアメリカでさえも男尊女卑て女性たちは大変だったんだなーと思います。
古い価値観の中で育てられてそれが子どもに行くわけで。でも時代はどんどん変わっていくから価値観も変わる。
それはどこの国も同じなのだと思います。
日本は第二次世界大戦前は明治憲法でしたから女性たちは基本的人権なんて無くて男性のための憲法でしたからね。
そんな時代の影響はまだまだ残っていると思います。

時代はずっと変わり続けていくから母と子の関係性や価値観の違いも永遠に変化し続けていくのでしょうね。