捨て活、ミニマリストで失うもの
こんにちは。天海和美です。
今はなんでもスピード時代らしく若者たちは映画をネットで見る時も早送りで観るそうです(笑)
歌もイントロが長いと聴いてもらえないので伴奏無しで直ぐに歌い始めるように曲がつくられているそうです。
そんな世の中になったのですね〜と昭和な私は驚いてしまう。
私といえば、ますますスローライフが更にスローになっていく感じ。
手間暇掛けるのを楽しんでいます。何でもプロセスを楽しみながらね。何かが出来ていくのに好奇心を持って楽しんでいます。
時代の流れで何でも流行りとかあるのはいいのですが。
一旦「流行る」とか「今はこれが人気です」となると全てがそっちに向かっていって(本人は気づかないうちに)右も左も同じようになっていっている気がします。
最近はミニマリストとか断捨離とかやっていないとダメな人みたいな風潮があって、本やYouTubeなどもそうしたものが溢れています。
ゴミ屋敷は問題だと思うし、整理整頓されていたら確かにいいとは思いますが、モノを大切にすることが失われていっている気がします。
昨今、動画で「大物家具を全部捨てました」というのがすごいバズっていました。私も大物家具たちが結構、心理的に重荷の部分もあるのでどうしようかなーと思っていたので見てみました。
その人はテーブル12年、椅子5年、カーテン10年、タンス10年、テレビボード12年とかそんな感じで出していて、、、、部屋にあった家具を全て捨てていました。業者に売り払って2700円くらいになっていました。
私は家具ってそんなに早く交換するべきモノなの?と思ってしまいました。壊れてもいないし別に経年劣化しているとも思えない。
でも全部捨てて部屋の中が何もない状態になって喜んでいました。でもどうやって生活するのだろう?
私はその人はそこまでやってしまうのはなんか内面的な問題を抱えているように見えました。それを外側に投影してそれが無くなれば自分は楽になる、、、
それでその後私の大型家具のメーカーの動画を検索して見てみました。そこは日本でも老舗の家具メーカーで職人さんたちが手作業で一つ一つ木を削り出し、塗装を何回も重ね、磨いていました。
自分がこの家具を作れるようになって現場の工程を任されていることに誇りを持ってとても丁寧に作っていました。
私たちは日頃そうした現場を見ることはなかなか出来ないからそれが作られたプロセスなんてわからないことがほとんど。
でも、その職人さんたちの誇り高き仕事ぶりと熱意を見たら家具なんてそんな簡単に捨てられないな〜と思いました。
その家具メーカーは子孫に代々受け継いでいけるようにって想いを込めて製作していました。
今はニトリとかIKEAとか安価な家具もありますが子孫に代々受け継いでというコンセプトでの家具作りはしていないと思います。
それでやっぱり私は家具は木からできているし使い捨てとして作られたモノではないので大切に使っていこうと思いました。
長く使えるモノを買ってそれをずっと使い続ける生き方の方が地球環境にも良いし、お財布にも良いし、自分の気持ちにも良いと思いました。
日本語にしかない”もったいない”の文化は大切だと思う。
日本人の受け継がれてきた”もったいない”という在り方も捨ててしまわないようにね。