未来へと続くアナスタシア農園
こんにちは。天海 和美です。
今日からアナスタシア農園が新しい畑に引っ越しました。
今までの畑は10年くらい耕作放棄地になっていて使われていなかったものを5年間借りていましたが。
コロナ禍で畑を相続した方が使うことになり今年からは借りれなくなりました。
急なことだったのでとっても大変でした。
畑の代替え地なんてそうそう見つからないから。
しかし、すぐに見つかりました貸し農園が見つかりました。
その名もクラインガルテン!驚き!
クラインガルテンってドイツにある小さな小屋付きの農園のことなんです。(ロシアではダーチャ)
ドイツでは1800年代の頃に教会が初めて作ったそうです。産業革命で労働者たちが劣悪な環境で暮らしていて子どもたちの安全のためもあったとか。
つまり美味しくて新鮮な野菜や果物を食べて健康になれるようにということなのでしょうね。
このクラインガルテンがあった事で第二次世界大戦で敗戦した後も食糧難にならなかったそうです。
同じことがロシアのペレストロイカの時も人々はダーチャで野菜や果物を栽培していたので食料は確保できたそうです。
ドイツではクラインガルテンは大人気で特にコロナ禍ということもあり、菜園は大人気で多くの人が順番待ちをしているそうです。
クラインガルテンは家庭菜園と小さな小屋付きで貸し出しているそうです。一般人が豪華な別荘は持たないけれど小さな小屋なら持てると言うことですよね。
そんなクラインガルテンと言う名の貸し農園がタンチョウさんのいる釧路湿原の近くにあっただなんて驚きです。
しかもお泊まりできる小さなログハウスみたいな小屋がついています。まさにクラインガルテン!
私は自然栽培をしてきたので農園を借りるといっても土に化学肥料とか除草剤とか撒かれていたら嫌だな、、、と思っていたのですが。
ここのオーナーさんはなんと!化学肥料、農薬は一切禁止!使ったらすぐに出て行け!っていう人なので凄い安心しました。
ここの周りは森なのでエゾシカの大群がいるのですが金網で柵がしてあるので入ってきません。なので野菜を食べられる心配がないので良かったです。
前の畑よりは狭くなりましたがまた新たに再スタートです。
以前の畑はバクチャー撒いて、落ち葉で3年掛で作った堆肥とバクチャーボカシも入れたばかりだったのですが、そこの大地を浄化したから役割は終わったのかな?と思っています。
そして今年は新しい何かが始まる気がしてならないのです。
しかし、ここの畑には果樹とか木とかは植えられないので。
色々代替え地を探して見つからなかったず、遂に畑を明け渡す時が来て、それもまた大変なことがありました。
それでホテルTAITOのオーナーがホテルの敷地に植えても良いと言ってくださったので(涙)ご好意に甘えて植えさせてもらいました。
今日見たらハスカップの花が咲いていました。
やっぱりいつもの年より早いしここのエネルギーが良いのか、今までよりもイキイキとしている感じです。
なんだかここが気に入っているみたいです。
ここはエゾリスさんのいる林の中なので、多分ハスカップやラズベリーがなっても食べられちゃうと思いますが、それも良しとします。
とにかく元気に育ってほしいので。
そして先週に引き続き友だちが山から採ってきたアイヌネギ(ギョウジャニンニク)、わらびをたくさんもらいました。
これを新鮮なうちに処理するのが大変。
自然豊かな山は本当に良いなぁ、、、と思います。
森の中にいるだけでも癒やされるのに、こうして私たちが生きる上に必要な水、食べ物、空気まで作ってくれて与えてくれているんですもの。
自然はただ与えてくれて、お返しをよこせ!なんて一度も言わない。
私たちが生まれた時から必要なものが全て与えられているんです。