アイヌの神聖な祈り・地球に生きる人間の役割
こんにちは。天海 和美です。
先日、アイヌの神聖な儀式に参加してきました。
アイヌの祭主によってアイヌ語で祖先から伝わる祈りがカムイに捧げられました。
ここは日本中のカムイたちが一堂に集まってミーティングをする聖地の場所です。とてもエネルギーの美しいところで時々ヒグマちゃんも出るところです。
カムイたちへの捧げ物。
祭主が祈った後、古代から伝わる製法で作ったお酒をカムイに捧げるのですが。
ここがアイヌ文化の面白いところで。
カムイたちは男はまったく信用していなくて、カムイたちは女たちのことしか信用していないそうです。
だからお酒を飲む時は女たちが飲んで毒味をしないとカムイは飲まないそうです(爆)
女たちが飲んでその盃を男たちに渡してから男たちが酒を飲みます。
そしてもう一つ大切なのはカムイに一人ひとりが捧げ物のお供物をあげるのですが。
自分の食べたいものをひと口食べてからカムイに捧げます。これも毒味して私が食べたから大丈夫ですって意味らしいです。
そしてお酒とお水をイナウという木の削った棒にかけます。お重にはたくさんのご馳走が入っています。皆さん並んで行います。
その後はカムイたちに喜んでもらうために奉納の歌や踊りをします。
ずっと周りを見ているとカムイたちがとっても楽しそうに歌ったり、踊ったりを見ながら楽しんでいるのを感じます。
そして絶滅してしまった(人間によって絶滅させられてしまった生き物たちへ鎮魂の祈りを捧げます。
いつもながら圧巻の火柱が上がります。高野山の密教のお焚き上げみたいな、、、。
この日の中にさっきのイナウを一人ひとりが火に投げ入れて祈ります。この時物凄いパワーが起こります。
そしてかなり浄化されていきますね。
やはり主催者のアイヌの方々が一年掛けて情熱を持ってやり続けているのでその熱い思いが伝わってきます。
とても神聖な1日でした。