安心安全な食べ物とは?世の中の価値と全く別のもの

こんにちは。天海 和美です。

久しぶりの山本牧場訪問。

ここはかの有名な養老牛放牧牛乳の牧場です。日本で数少ないグラスフェドのオーガニック牛乳。無農薬無化学肥料で育てた草だけを食べている牛たち。

牛は草食なのに日本では殆どの牛が草以外の輸入配合飼料(遺伝子組み換え大豆、とうもろこし、しかもポストハーベスト入りで、その上に防カビ剤が掛かってピンク色になっている)というものを食べてたくさん乳量を増やすようにされている。

そしてこの牧場にはイケメンのオスの種牛君がいて自然交配「愛の結晶」として子牛ちゃんが産まれます(ほとんど99.99%は人工授精で知らない間に妊娠させられている)

そして生まれた後、子牛ちゃんはママのおっぱいからミルクを飲むことができます(通常は母子分離で人工乳で飼育)それはすごい画期的な酪農なのですよ。

しかも外で放飼いで牛たちは自由に生きてます(通常は狭い牛舎の中に押し込められて太陽に当たることも出来ず一生暮らします)

ここの牛たちは無理させずにミルクも搾るし10年以上は生きてます(通常の乳牛は若いうちにおっぱい出させて2年くらいで肉にされます。だから寿命2〜3年)

ここの牛たちはね、幸せなのですよ。オスとメスが発情期が自然に来て愛し合って妊娠して出産する。メスだって妊娠したことがわかるわけです。人工授精ならわからない。

それて生まれてきた可愛い自分の赤ちゃんにミルクをあげる母の気持ち、、、わかりますよね?そのミルクにはオキシトシンというホルモンがたくさん入っていて愛情たっぷりなのです。

愛し合ってますからドーパミンだだてたくさん出てるし、愛し合ってハッピーなんだからセロトニンもたくさん出ている。

そんなミルク飲んだら人間だって癒されますよ。だって飲んだら味が、、、というか、これ牛乳?ってくらい味が違うのですから。

私は鬱のクライアントさんにはこの牛乳を飲むように薦めています。鬱じゃなくても凹んでいたり、苦しんでいる時は特にね。スタバのコーヒー1杯より安くて飲んだら健康でハッピーになれるんですよ。本当に。

なのでお薦めしています。この可愛い子牛ちゃんと美しい牧場、優しい
ママ牛を見ていたらそれだけで癒されて幸せな気分になりました。

東京のデパートとか北海道物産展とかで買えることもあるので見つけたら是非!
ネットお取り寄せもできますから。

ホント見ているだけでも幸せになりました。

[追記]本当の愛を知らない人にはこの意味がわからないと思う。単に飼育の方法だけでは無いですからね。牛たちのイキイキした目や喜んでいる姿、牛たちがオーナーの山本さんを信頼している姿。
これを見るとそれだけでここが喜びに溢れた場所であることを感じます。

冬になると寒さで牛たちのおっぱいは出なくなる。スーパーでも入荷が少なくなりすぐに売り切れる。私は山本さんにそれを伝えたら「ま、しょうがないんだよね。牛たちは寒くなるとミルク少なくなるんで。春になってあったかくなったらたくさん出ますから今は足りないんだけどねー」って言ってました。

私はそれを聞いてこれが「自然」を受け入れて生きている山本さんの生き方なんだなぁ、、、と感じました。

通常なら売り上げが落ちるのは嫌だから牛がたくさんミルクを出す工夫をするわけです。(ここではあえて言わないですが)でもそんなことしない。自然の摂理に従って。

利益追求で牛に無理矢理牛乳を出させることはしない。(儲からなくても)自然のままに、、、、

真冬になると吹雪の中で雪だるまになった牛たちが固まって雪を避けています。
みんなで集まると暖かいから。

それで雪が止むとその雪原を泳ぐようにして走り回り牛たちが雪遊びをするの!はしゃぎ回って🐄🐄🐄その姿には本当に感動させられる。

長い冬が終わり、牧草地に草が十分生えたら放牧される。そのタイミングを待って私はその日に行って放牧を見せてもらったことがある。

牛たちは毎日「おとうさん、まだ?早く行かせてよ」って目で見ているんだけど、その日が来るともう牛たちはワクワクして🐄モゥモゥ鳴いてソワソワしてるの。 

山本さんが放牧すると一斉に牛たちが放牧地へ向かい、牛同士で戯れながら行ったり、スキップしたりする牛もいるの。

牛だってみんな感情があるし、喜びも哀しみもある。子牛はママの周りを走り回ってじっとしていないし、他のママ牛もみんなで子どもたちを見守って子育てしてるの。

前よりも子牛を一緒にしてから牛たちが穏やかになったって山本さんは言ってました。

牛だって人間だってママと子どもたちって似てるなぁ、、、って思う。

ママはいつだって子どものことを気にかけていて、子どもはママに甘えたくって。

その子どもにあげたくってママはいいおっぱい出そうとするでしょ?愛情いっぱいの。子どもがいるから。

でも妊娠したことも分からず子どもも取り上げられてただ毎日おっぱい吸い取られていたらタダの搾取。そうそう牛の乳をしぼることを「搾乳」って言うんですよ。

でもここでは子牛にあげるおっぱいの残りを分けてもらって人間が飲める、、、、そんな感じ。
山本さんとの出会いも10年を超えた。その間山本さんの牛飼いとしての進化はすごいと思った。

10年前、私は東日本大震災で身も心も疲れ果てていた時に、スーパーの売場に何か光で包まれたものを見た。遠くから近づいて行くとそこに瓶に入った牛乳があった。日頃牛乳なんて飲まない私がその瓶入りの牛乳を飲んでみたいと思った。

その牛乳を瓶から直接飲んでみた。
震災で傷ついて不安と恐怖で過ごしてきた心と体に染み渡るようだった。
何だか分からないけどとても癒された、、、不思議な牛乳だった。

この牛乳は牛乳以上の何かがあるな、、、と感じた。そしてそれは間違いでは無かった。
以来、私はメンタル凹んでいる時にこの牛乳をよく飲むようになった。冷蔵庫にこの牛乳を入れておくとなんだか安心する😆

きっとこの牛乳がどんな思いで作られてどんな牛たちなのか知らないで飲んでいる都会の人たちも沢山いるだろう。

でも「この牛乳はなんか違うよね」とか「特別に美味しいよね、、、」って思っているのだと思う。

だから全ての人に必要なわけではなくて、その価値を感じることの出来る人だけ飲めば良いのかな、、、って思います。

#養老牛放牧牛乳
#中標津山本牧場ミルクレーム
#グラスフェド
#オーガニック
#生後10日の子牛